なぜエヴァは成熟した大人にも楽しまれるのかpart18 のまとめ全 206 件

1 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-15 10:07
ここは、なぜエヴァを楽しむ成熟した大人が増えたのか?
または、なぜ幼稚な大人はエヴァを楽しめないのか?について意見の交流を行うスレです。
深夜アニメばかり見て精神退行した自分はエヴァを楽しめなくなったと嘆いて傷を舐め合うもよし、
エヴァが楽しめてる自分はまともな大人なんだな、という希望にすがるもよし
「いや深夜アニメ見てる奴にも人気あんじゃん」と叩かない範囲内でツッコミ入れるもよし

なぜエヴァは成熟した大人にも楽しまれるのかpart17
https://mao.5ch.net/test/read.cgi/eva/1513848184/
の次スレとなります
2 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-15 10:08
以前に、「なぜエヴァを楽しめなくなった大人が増えたのか」スレが乱立し、
そこの旧スレ主が長文で必死に「エヴァが大人に楽しまれてない」という主張(と自称した妄想?)
を展開してました
しかし、議論が進むうちに、
・ネット限定の見識に依存した(旧スレ主の)狭隘な世界観、見識が露呈しただけの作文でしかない
・社会現象アニメであるエヴァと、ヲタ限定マーケットの深夜アニメの市場規模の違いという現実が見えてない
・幼稚な大人が深夜アニメに移っているので、深夜アニメが騒がれてるように見えるだけでは?
などの指摘により、旧スレ主の主張は次々に破綻、エヴァ板住人に完全論破された10スレ目を最後に、
新スレも立たなくなってしまいました
「なぜエヴァを楽しめなくなった大人が増えたのか」という旧スレ主の認識そのものが誤認でしかなかったと判断され、
議論じたいに意義が無くなってしまったのです

そこで、事実上の後継スレとなる当スレでは、
「なぜエヴァは成熟した大人にも楽しまれるのか」
という、より現実に即した視点からの議題を提示して、皆さんとの議論を深めたいと思います

それでは、どうぞ!
3 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-15 10:08
今となって読み返すと笑い話でしかありませんが・・・

「なぜエヴァを楽しめなくなった大人が増えたのか」スレの発端となった
旧スレ主の主張(と自称した妄想?)がこちら

エヴァの人気が下落してる?現象についての初代1の愚痴つーか考察
「庵野さん気持ちの良いエヴァ作ってくださいよ」
http://maguro.2ch.sc/test/read.cgi/eva/1400609307/2-5

前スレは>>4-7
4 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-15 10:09
【過去スレ】
なぜ最近の大人はエヴァを楽しめなくなったのか?
http://maguro.2ch.sc/test/read.cgi/eva/1395267076/
なぜ最近の大人はエヴァを楽しめなくなったのか?part2
http://maguro.2ch.sc/test/read.cgi/eva/1398577388/
なぜ最近の大人はエヴァを楽しめなくなったのか?part3
http://maguro.2ch.sc/test/read.cgi/eva/1399613247/
なぜ最近の大人はエヴァを楽しめなくなったのか?part4
http://maguro.2ch.sc/test/read.cgi/eva/1400609307/
なぜエヴァを楽しめなくなった大人が増えたのかpart5
http://maguro.2ch.sc/test/read.cgi/eva/1401542909/
なぜエヴァを楽しめなくなった大人が増えたのかpart6
http://maguro.2ch.sc/test/read.cgi/eva/1402825092/
なぜ最近の大人はエヴァを楽しめなくなったのか?(実質7)
http://kanae.2ch.sc/test/read.cgi/pachik/1404746073/
なぜエヴァを楽しめなくなった大人が増えたのかpart7(実質8)
http://maguro.2ch.sc/test/read.cgi/eva/1404807399/
なぜエヴァを楽しめなくなった大人が増えたのかpart9
http://maguro.2ch.sc/test/read.cgi/eva/1407993162/
なぜエヴァを楽しめなくなった大人が増えたのかpart10
http://maguro.2ch.sc/test/read.cgi/eva/1409049263/
5 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-15 10:09
【過去スレ】
なぜエヴァは成熟した大人にも楽しまれるのか part1
http://hayabusa6.2ch.sc/test/read.cgi/eva/1411790980/
なぜエヴァは成熟した大人にも楽しまれるのか part2
http://hayabusa6.2ch.sc/test/read.cgi/eva/1415365819/
なぜエヴァは成熟した大人にも楽しまれるのか part3
http://hayabusa6.2ch.sc/test/read.cgi/eva/1416489854/
なぜエヴァは成熟した大人にも楽しまれるのか part4
http://hayabusa6.2ch.sc/test/read.cgi/eva/1418299859/
なぜエヴァは成熟した大人にも楽しまれるのか part5
http://hayabusa6.2ch.sc/test/read.cgi/eva/1419138380/
なぜエヴァは成熟した大人にも楽しまれるのか part6
http://hayabusa6.2ch.sc/test/read.cgi/eva/1421760448/
なぜエヴァは成熟した大人にも楽しまれるのか part7
http://hayabusa6.2ch.sc/test/read.cgi/eva/1424692636/
なぜエヴァは成熟した大人にも楽しまれるのか part8
http://hayabusa6.2ch.sc/test/read.cgi/eva/1426075454/
なぜエヴァは成熟した大人にも楽しまれるのか part9
http://hayabusa6.2ch.sc/test/read.cgi/eva/1427931762/
なぜエヴァは成熟した大人にも楽しまれるのか part10
http://hayabusa6.2ch.sc/test/read.cgi/eva/1430223140/
6 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-15 10:11
【過去スレ】
なぜエヴァは成熟した大人にも楽しまれるのか part11
http://hayabusa6.2ch.sc/test/read.cgi/eva/1432095479/
なぜエヴァは成熟した大人にも楽しまれるのかpart12
http://hayabusa6.2ch.sc/test/read.cgi/eva/1432508052/
なぜエヴァは成熟した大人にも楽しまれるのかpart13
http://hayabusa6.2ch.sc/test/read.cgi/eva/1439093564/
なぜエヴァは成熟した大人にも楽しまれるのかpart14
http://hayabusa6.2ch.sc/test/read.cgi/eva/1471082148/
なぜエヴァは成熟した大人にも楽しまれるのかpart15
https://mao.2ch.sc/test/read.cgi/eva/1486907442/
なぜエヴァは成熟した大人にも楽しまれるのかpart16
https://mao.5ch.net/test/read.cgi/eva/1505724610/
なぜエヴァは成熟した大人にも楽しまれるのかpart17
https://mao.5ch.net/test/read.cgi/eva/1513848184/
7 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-15 10:12
『悪魔くん』
8 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-15 10:22
エロイムエッサイム エロイムエッサイム
さぁ! バランガバランガ 呪文を唱えよう
エロイムエッサイム エロイムエッサイム
ほら! バランガバランガ 僕らの悪魔くん

地獄のナイフが 君を狙っている
勇気を出すんだ 戦いはこれから

平和な楽園 夢見てやって来た
不思議な仲間が 君の命令を待ってる

笛が歌えば Hiyu-Hiyu 嵐を呼ぶぜ Go-Go
手強い敵は ウジャウジャいるぞ!
ここにもそこにも あそこにも!!

エロイムエッサイム エロイムエッサイム
さぁ! バランガバランガ 涙も風になる
エロイムエッサイム エロイムエッサイム
ほら! 熱い夢が 僕らの魔法だぜ! 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)
9 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-15 10:41
真吾「エロイムエッサイム、エロイムエッサイム。我は求め訴えたり。
エロイムエッサイム、エロイムエッサイム。我は求め訴えたり。出て来いメフィスト!
また失敗か…あーあ」
(ゴゴゴゴゴゴゴ…)
真吾「!?。や、やった!ついにメフィストを呼び出したぞ!
あ!」
ケルベロス「誰だ俺を呼び出したのは」
真吾「ケ、ケルベロス!」
ケルベロス「お前かー」
真吾「うわー、待ってくれ!僕はメフィストを呼び出したかったんだよ。う、う…うわ…うわあ!」
10 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-15 10:44
真吾「う…う…夢だったのか」
11 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-15 10:47
『魔界の見えない学校!!』
12 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-15 10:59
貧太「おーい、悪魔くん」
真吾「やあ貧太くん」
貧太「どうしたんだ?こんなところでボーッとしていちゃ危ないじゃないか」
真吾「え」
(ブッブー)
真吾・貧太「わあ」
真吾「うわ、ありがとう」
貧太「悪魔くん、今日もやるんだろ?」
真吾「ああ。いつもの時間にね」
貧太「今度こそ、悪魔を呼び出せるといいな」
真吾「シッー。情報屋に聞かれたらまずい」
13 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-15 11:05
情報屋「ほほう、何を聞かれたらまずいって?」
貧太「しまった!」
真吾「べ、別に」
情報屋「地獄耳の情報屋をなめちゃいけないぜ。特ダネ求めて西東。
いつか俺のスクープ写真を、写真週刊誌のトップに載せてみせらあ」
真吾「おい、キリヒトくんだぞ。ほっといていいのか」
情報屋「何」
14 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-15 11:11
情報屋「おーい、キリヒトくーん」
真吾「へへ」
情報屋「キリヒトくん。月曜日の算数のテスト。どんな問題が出るんでしょうねー」
キリヒト「情報屋くん、いいですか?どんな問題が出ても困らないようにするのが勉強なのです」
情報屋「?」
キリヒト「楽しみですね。どんな問題が出るか。あは、あは、あは、あは、あは」
情報屋「何があは、あはだ。あ、あいつらがいない。んー、あいつら何かにおうんだよな」
15 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-15 11:16
真吾「ただいまー」
エツ子「あら、お兄ちゃん?」
コハル「落ち着きがないんだからもう」
茂「ほーほっほ。おかえりー。てって」
16 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-15 11:24
真吾「悪魔界のスーパースター、メフィストか。魔法陣の描き方も間違ってないはずなんだけどなー。
んー。やはりこの破れた部分に謎が隠れてるようだ」
(トントン)
真吾「どうぞー」
エツ子「お昼の時間よ、お兄ちゃん」
真吾「今はそれどころじゃないんだよ」
エツ子「あっ、そう」
(バタン)
エツ子「お父さん、ご飯ですよ」
(トントントントン)
茂「はーい。へ、よっこらしょっと。さ、ご飯ご飯っと」
真吾「もう一度タロットカードで占ってみよう」
17 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-15 11:32
コハル「お父さん」
茂「ん?」
コハル「少しは真吾に言ってやってくださいよ。勉強もろくにしないで悪魔だか何だか変なものに夢中になって」
茂「あの年頃で何かに夢中になるのは大切さ。父さんも小学校の頃は漫画に夢中だった。エツ子はどうだ?」
エツ子「そんな暇があったら勉強するわ。そしてしっかり教養を身に着けてお金持ちと結婚するの」
コハル「(パチパチパチパチパチパチ)」
茂「あー…」
18 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-15 11:39
真吾「アウルデアライムルハルラ。金貨の8か。よし、数字を8に変えてみよう。
よっ、お邪魔します。ごめんなさーい。
ん?よっと。んん、わあ!」
貧太「待っていたよ、悪魔くん」
真吾「貧太くんか」
貧太「さあ、早く今日の実験を始めよう」
真吾「うん」
19 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-15 11:47
貧太「今度こそ上手く呼び出せるといいな」
真吾「うん。さあ、下がって。いよいよ124回目の実験だ。(出て来い、メフィスト)
エロイムエッサイム、エロイムエッサイム。我は求め訴えたり」
貧太「駄目か」
真吾「いや」
(ゴゴゴゴゴゴゴ…)
貧太「あー…悪魔くん、あれを!」
真吾「メフィスト!」
モグラ「ぷはーっ、もぐら」
真吾・貧太「…」
真吾「また失敗か」
モグラ「もぐら」
20 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-15 11:52
貧太「そう、しょげるなよ」
真吾「うん。まあケルベロスが出てこなかったのが不幸中の幸いだったよ」
貧太「じゃあ僕はこれで。昼ご飯がまだなんで」
真吾「じゃあまた。んー、あーあ…」
21 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-15 11:56
電気屋の店長「あれ?何だか気味の悪い子供だなあ。
おっほん。あー、そこの少年。商売の邪魔なんだがね」
百目「…」
電気屋の店長「ん?こらー!」
百目「…」
電気屋の店長「む。そういう目はやめなさい!そういう目。ありゃ」
22 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-15 12:10
町の人たち「なんだこれ。気色悪いなー」「ぬいぐるみ?生きてんの?」
電気屋の店長「宇宙人だと思うんですがね」
百目「静かにして欲しいモン!」
(ピカッ)
電気屋の店長・町の人たち「…」
電気屋の店長「えーと、あ、この少年がどうかしましたっけ」
町の人たち「何だよ。何で集まってたんだ」「あんな子珍しくもない」「目が沢山あるだけじゃないか。もう、行く行く」
真吾「ん?あー!」
百目「…」
真吾「き、君、もしかして百目。悪魔辞典で見た事があるぞ」
百目「…」
真吾「う…」
百目「…ボク、百目だモン」
真吾「ほ、本物だー!」
百目「お兄ちゃん、ボク迷子になっちゃったんだモン」
真吾「じゃあ、家においでよ」
百目「ほんとかモン?」
真吾「もちろん。さあ、行こう。百目」
百目「うん。ついていくモン」
情報屋「そうですか。どうも」
コハル「どういたしまして」
情報屋「昼ご飯も食べずに出かけるとは油断したぜ」
23 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-15 12:24
情報屋「あ!何連れてんだ、あいつ」
真吾「まずいや」
百目「おお」
情報屋「あ、待てー!」
百目「どうしたんだモン?」
真吾「厄介なやつにめっかっちゃったんだよ」
情報屋「タッタッタッタッタッタッタッタ。ハッ!」
真吾「うわ」
情報屋「この化け物を映せば写真週刊誌に載る事間違いなし」
真吾「やめてくれよ、情報屋!」
情報屋「これがやめられるか!えい!」
真吾「いった」
情報屋「はは…」
百目「いじめっ子はダメだモン!」
(ピカッ)
真吾「?」
情報屋「真っ白けのけー」
真吾「!」
百目「ふん!」
(ポン!)
情報屋「わあ。ああ、ああ、ああ、ああ」
百目「大丈夫だモン。気絶してるだけだモン」
真吾「そう」
百目「ふふふふ。ふふふふふ」
24 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-15 12:32
百目「(ズズ―ッ)あちー」
真吾「家に置いてあげていいでしょう?一生のお願い」
コハル「だって悪魔なんでしょう?」
茂「太郎も死んでしまったし、番犬代わりに置いてみたらどうかな」
真吾「ほんと!?」
コハル「お父さん!悪魔を飼ってるなんて事がご近所に知れたらどうするんですか」
茂「いやー、だって真吾が一生のお願いだって」
コハル「いつだってそう言うんですよ。あなただってパチンコに行く時はいつもそういう言うじゃあり…」
茂「あー!仕事仕事。仕事しなきゃ」
コハル「もう」
茂「仕事、仕事。仕事だよ」
真吾「本当の本当に一生のお願い」
コハル「言い出したら聞かないんだから。ただし、犬小屋ね」
25 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-15 12:47
真吾「ねえ、悪魔の世界ってのは、どこにあるの?」
百目「ボク、知らないモン」
真吾「うーん、じゃあさ。魔法陣のことについて教えてくれないかな。
僕たち、魔法陣で、悪魔界のスーパースター、メフィストを呼び出そうとして、
何度も努力したんだけどダメなんだ」
百目「知らないモン」
真吾「うーん」
貧太「悪魔くん、慌てることはないよ。ゆっくり聞けばいいじゃないか」
真吾「うん…」
百目「悪魔くんっていうのかモン?」
真吾「あだ名だけどね」
貧太「僕がつけたのさ。彼は悪魔の事に詳しいからね」
百目「ふーん」
真吾「それがどうかしたかい?」
百目「ふふ。おやすみだモン」
真吾・貧太「?」
26 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-15 12:52
真吾「こんな時間に、一体どこへ行こうっていうんだい?」
百目「いいところだモン」
真吾「う!あぁ…」
百目「ついてくるモーン」
真吾「…っ」
27 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-15 12:55
真吾「わあ…!何だ!」
百目「やったー!やっぱりあれが見えるモン」
真吾「うん」
百目「あれは、ボクたちの見えない学校だモン」
真吾「見えない学校!?」
百目「悪魔くんには見えるけど、普通の人には見えないんだモン」
28 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-15 13:09
百目「ここだモン」
真吾「ここは?」
ファウスト博士「ぶはーっ!ぶわっふぁっふぁっふぁっふぁ。ん?君の名は?」
真吾「埋れ木真吾です」
ファウスト博士「2351人目の候補者じゃな」
真吾「お、おじいさんは、ああ!」
ファウスト博士「ふーん…、エロイムエッサイム」
真吾「我は求め訴えたり」
ファウスト博士「!」
真吾「…っ」
ファウスト博士「……」
百目「……」
ファウスト博士「おお、ソロモンの笛が、反応しておる!」
真吾「ああ」
ファウスト博士「ついに、ついにめぐり合えたぞ!1万年に1人現れるという悪魔くんに!」
29 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-15 13:18
ファウスト博士「百目、でかした。特別賞をあげよう」
百目「えー!わーい、やったやったやったー!やったモーン」
真吾「あなたは一体誰なんですか」
ファウスト博士「わしの名はファウスト博士。見えない学校の校長じゃ」
真吾「ファウスト博士って、確か300万年前に悪魔を呼び出し、八つ裂きにされたっていう、あの」
ファウスト博士「それはわしの親父じゃ」
真吾「え、じゃあ」
ファウスト博士「うむ。わしはファウスト博士2世じゃ。ようこそ悪魔くん。わしゃ長いこと君を探し求めておった」
真吾「はあ」
ファウスト博士「さあ、こっちへ来なさい。君の仲間を紹介しよう」
真吾「仲間?」
30 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-15 13:46
ファウスト博士「さあ、みんな。悪魔くんに挨拶するのじゃ。学者からじゃ」
ヨナルデパズトーリ「はいな。へへ、ヨナルデパズトーリ。通称学者。
ファウスト博士の一番弟子。魔界の知識はお任せあれ」
真吾「はぁ、ああ!」
幽子「あの…私…幽子…」
豆ユーレイ「うちの幽子ちゃんは恥ずかしがり屋〜♪」
ファウスト博士「つづいて家獣のバウーじゃ」
家獣「バウー」
ファウスト博士「みんなを乗せて移動することが出来るんじゃ」
家獣「バウー」
真吾「わあ!」
鳥乙女ナスカ「鳥乙女ナスカ。よろしく」
こうもり猫「へっへっへ。こんちまた結構なお天気で。
あっしはこうもり猫というケチなもんで。よろしくね。あ、どうも。よいしょ。あ、どっこいしょ」
真吾「ああ…」
31 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-15 13:59
ファウスト博士「悪魔くん。君の使命は、悪い悪魔によって人間にもたらされる様々な不幸を無くし、
人間界に幸せな永遠の楽園。極楽をつくり出すことなのじゃ」
真吾「ええ?」
ファウスト博士「ユダヤの預言書に書かれている悪魔くんのことについては知っとるかね」
真吾「聞いたことはあります。1万年に1人地上に現れ、魔界より悪魔を呼び出し、
その力を使って大いなる幸せをもたらす…
あ、あ、ぼ、僕は学校では悪魔くんと呼ばれていますが、あくまであだ名で」
ファウスト博士「いや、君なら悪魔くんになることが出来るのじゃ。ソロモンの笛がそう認めたのじゃからな」
百目「(ウンウン)」
真吾「え」
ファウスト博士「実はわしもかつて悪魔くんになる為に努力したのじゃ。だがわしは、選ばれた人間ではなかった。
そこで、わしは真に悪魔くんの星を背負った人間を探し出し、
その悪魔くんを助ける善なる悪魔を養成するという計画を立て、実行に移したのじゃ。
ここに集まってる者たちは、いわば悪魔の道を踏み外した者たちでな。人間に近い心の持ち主ばかりなのじゃ」
真吾「そうだったんですか」
ファウスト博士「毒を以て毒を制すというように、悪魔は悪魔の力で抑えるしかない。
悪魔くん、君はこの悪魔たちと共に人間界を、永遠の楽園にするために戦わねばならぬ」
真吾「しかし、そんなことが僕に」
ファウスト博士「出来る!うん、わしの教えに従い、この見えない学校でその為の知識を身につけるのじゃ。よいな!悪魔くん」
真吾「…分かりました。頑張ってみます!」
ヨナルデパズトーリ・幽子・百目・家獣「(パチパチパチパチパチパチ)」
こうもり猫「あ、よいしょ、よいしょ。どっこいしょ」
ファウスト博士「では、すぐに授業を始めるぞ」
真吾「はい」
こうもり猫「あ、よいしょ、よいしょ。どっこいしょ」
32 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-15 14:06
ファウスト博士「さーて、何から教えようかな」
真吾「ファウスト博士、教えてほしいことがあるんです」
ファウスト博士「うむ」
真吾「124回も実験してるのに、メフィストを呼び出せないんです。どうすればいいんでしょう」
ファウスト博士「おう、メフィスト。ではまず、その方法を教えるとしよう」
こうもり猫「はん、人間のためになんぞ働けるか」
33 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-15 14:26
真吾「125回目。今度こそ。
エロイムエッサイム、エロイムエッサイム。我は求め訴えたり。ん?うわあ!」
(ゴゴゴゴゴゴゴ…)
真吾「う…やったー!ついにメフィストを呼び出したぞ!」
メフィスト老「君か。わしを呼んだのは」
真吾「そうです!125回目にして、やっとあなたを呼び出すことに成功したのです」
メフィスト老「ここは魔界ではないか。魔界で呼び出すなら、魔法陣なんぞ使わんでも、
電話一本くれれば済むものを、あいたた」
真吾「すいません」
メフィスト老「何の用か知らんが、あいにくわしはご覧のとおり腰が痛くてな。
よっこらしょっと。代わりに息子の2世に頼むがよい。じゃあな」
真吾「あ、まままま、待ってよ!」
メフィスト2世「ん?」
真吾「君は?」
メフィスト2世「ふふん、なるほど。お前が悪魔くんとかいうやつだな」
真吾「そうだけど」
メフィスト2世「ふーん、なるほど。こうもり猫の言っていた通りだな。悪がしこそうな顔したやつだ。ふふふふ」
真吾「え、ん?わ、わ、わ、わあー!」
メフィスト2世「お前のようなやつは、このメフィスト2世様が懲らしめてやる」
真吾「え?君がメフィスト2世!?」
メフィスト2世「今頃気づいても遅いぞ。それ!」
真吾「わあー!ちょ、ちょっと待って!なんでこんなことするんだ…わあー!」
メフィスト2世「俺様が何も知らないとでも思ったのか?」
真吾「え」
メフィスト2世「人間の分際で魔界を乗っ取ろうとはとんでもないやつだ」
真吾「え!魔界を乗っ取る!?」
メフィスト2世「このまま、八つ裂きにしてやろうか」
真吾「ええ!」
34 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-26 16:34
次回予告

真吾「メフィスト2世の誤解もやっと収まり、
僕の悪魔くんになるための猛特訓がいよいよ始まるんだ。
そして、卒業試験には、あの地獄の番人ケルベロス退治が待っている。
人間も悪魔も、皆が幸せになるように僕は頑張るっきゃない。
次回の悪魔くんは、正義の呪文、エロイムエッサイム。
夢よ、届け君の心に」

『正義の呪文、エロイムエッサイム』
35 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-26 16:42
<ナレーター>
百目によって、魔界の見えない学校に導かれた埋れ木真吾。
校長のファウスト博士から、自分が悪魔くんであることを知らされ、
そこで勉強することになった。
そして、初めて悪魔界のスーパースター、メフィスト老を呼び出すことに成功したが、
彼は引退を宣言して消え、代わりに現れたのが息子のメフィスト2世だった。
36 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-26 16:42
『正義の呪文、エロイムエッサイム』
37 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-26 16:52
真吾「うわあ、ああ!」
メフィスト2世「人間の分際で魔界を乗っ取ろうなんて、とんでもないやつだ」
真吾「なんの話だ!」
メフィスト2世「とぼけるな。こうもり猫に聞いたぞ」
真吾「こうもり猫に!うわー!」
メフィスト2世「このまま八つ裂きにしてやろうか」
真吾「僕は、魔界を乗っ取ろうなんて思ったこともないぞ」
メフィスト2世「嘘つけ!」
真吾「嘘じゃない!」
メフィスト2世「うわー、こいつ!」
真吾「う!」
メフィスト2世「俺は人に騙されやすいのがたまに傷なんだ」
真吾「信じてくれ!」
メフィスト2世「魔力大回転!」
真吾「うわあー!目が回っちゃうよ。わー…」
メフィスト2世「スピードアップ!」
真吾「うわあー!ああー!」
メフィスト2世「はははははは」
こうもり猫「へへへへ。いい気味だ」
38 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-26 17:05
真吾「メ、メフィスト2世。僕が魔界を乗っ取るなんていう証拠でもあるのか?」
メフィスト2世「魔界にうろちょろしていることが、何よりの証拠だ」
真吾「僕は、本当の悪魔くんになるために勉強しているだけだよ」
メフィスト2世「へっ、言い訳の多いやつだ。えい!魔力大竜巻!」
真吾「うわあー!」
こうもり猫「おっと」
真吾「ああー!」
こうもり猫「え、あ…」
メフィスト2世「…?」
こうもり猫「!」
真吾「メフィスト2世!うわあ!」
メフィスト2世「な、なんだ。苦しい」
真吾「君は、こうもり猫に騙されているんだ」
こうもり猫「ドキ」
メフィスト2世「何だと!信じられないね」
真吾「悪魔のくせに、こうもり猫の性格も分からないのか」
メフィスト2世「なにを」
真吾「こうもり猫は、魔女のお使い魔だったんだよ!」
こうもり猫「まずい…」
メフィスト2世「魔女のお使い魔?」
真吾「こうもり猫は、いつでも得する方に付こうとして、口から出まかせ。嘘だって平気でつくのさ」
メフィスト2世「嘘つけ!」
真吾「何て言われたか知らないけど、こうもり猫の言うことをまともに信じるなんて、どうかしてるよ!」
メフィスト2世「ぐ…」
39 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-26 17:11
こうもり猫「あいつは人間の分際で魔界を乗っ取ろうという魂胆なんすよ。
こんちあいつをこてんにやっつけられるのは、悪魔の中でも、よいしょ!
メフィスト2世、あなたをおいて他にいませんぜ。ちょいと」
40 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-26 17:25
メフィスト2世「うーん、確かにこうもり猫はああ言っていたが、
魔女のお使い魔を本当にやっていたんなら、かなりいい加減なやつではあるなあ」
真吾「でしょ。だから」
メフィスト2世「だが、俺は人間より悪魔の言うことを信じるぜ!」
真吾「うわあー!ああ」
百目「悪魔くん、どうしたんだモン!」
真吾「メフィスト2世に」
メフィスト2世「ひゃ、百目!」
百目「悪魔くんに変なことするのはやめろモン!ボクが許さないモン!モンモンモンモンモン!」
真吾「百目!」
メフィスト2世「お前の力では、俺の相手になれないぜ」
百目「んん…く…」
メフィスト2世「分かったら、あっちへ行けよ」
百目「やめてくれモン!」
真吾「百目!」
百目「う、う、うわー!…」
41 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-26 17:38
メフィスト2世「百目、もうやめろ!悪魔のくせしてどうしてこんなやつの肩をもつんだ」
百目「悪魔くんが優しい人間だからだモン」
メフィスト2世「こいつは魔界を乗っ取ろうとしてるんだぞ」
真吾「百目。メフィスト2世は、こうもり猫に騙されているんだよ」
百目「こうもり猫にモン?」
メフィスト2世「俺は信じないぞ。人間の言うことなんか。もう何も言えなくしてやる!えい!」
真吾「うわあー!」
百目「悪魔くんはただの人間と違うんだモン!」
メフィスト2世「しつこいやつだな、お前も」
百目「あ!」
真吾「ひゃ、百目が」
百目「うわー!」
(ドン!)
42 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-26 17:42
メフィスト2世「さあ、今度はお前だ」
真吾「えっ」
メフィスト2世「よっ、あ、俺のマント。離せ、こいつめ」
百目「ダメー!」
メフィスト2世「ああ」
真吾「ああ…うわ」
メフィスト2世「待て、百目!」
真吾「えい!」
メフィスト2世「うわ、く、苦しい」
真吾「うわあ、あ、ああ」
メフィスト2世「うんん」
百目「はい、マント」
メフィスト2世「…」
百目「こうもり猫に確かめたらいいモン」
真吾「そうだよ。僕の言ってることが本当だってことが分かるはずだよ」
メフィスト2世「お前の言うことが嘘だったら死んでもらうからな」
真吾「いいとも!」
43 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-26 17:46
真吾「うわあ…」
メフィスト2世「ここが魔界通りの入り口だ。引き返すなら今のうちだぞ。
一旦中へ入ると」
真吾「すごいや!」
百目「待って、悪魔くん!」
メフィスト2世「あ、こら。待て!待て!俺の話を聞けってんだよ」
44 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-26 17:51
真吾「何にも見えないや」
(ピカッ)
真吾「うわああー!ああ…」
百目「悪魔くん。大丈夫かモン」
真吾「う、うん」
メフィスト2世「どうだ」
真吾「え」
メフィスト2世「怖いだろ」
真吾「ぜーんぜん」
メフィスト2世「ふん」
45 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-26 17:57
真吾「うわあ、すごいや。ずーっと続いてる」
メフィスト2世「(ほう、このドクロ通りを平気で歩けるとは)」
46 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-26 18:03
メフィスト2世「さあ、どうした」
真吾「(落ちると、串刺しだ…)うわ…」
メフィスト2世「なにモタモタしてんだよっと」
真吾「うう、あー!」
百目「悪魔くん!っ!」
真吾「ああ、危なかった」
メフィスト2世「さあ、どんどん行くぜ」
47 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-26 18:06
真吾「あ!何だあの門は」
メフィスト2世「あそこを通るんだ」
48 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-26 18:17
真吾「…ん?…!」
メフィスト2世「へへへ、さすがに怖いらしいな」
真吾「行くぞ!あ…鬼だ!」
ピクシー「ケーッケケケケケケケケケケ」
真吾「ん?」
メフィスト2世「はははははははははは」
百目「ふふふふ、ふふふふふ」
青ピクシー「おーどろいたか」
赤ピクシー「ケケケケケ」
真吾「おどかさないでよ。ピクシーだったのか」
メフィスト2世「よく知ってたな」
真吾「悪魔人名録で読んだもの。双子の兄弟なんだよね。可愛いね」
青ピクシー「かわいいね」
赤ピクシー「かわいいね」
メフィスト2世「しょうもないダジャレ連発しやがって。んなことよりピクシー、
この辺でこうもり猫を見なかったか」
青ピクシー「見ーた見た。あっちだ」
真吾「お」
49 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-26 18:26
青ピクシー「こーこにいるはずだよ」
メフィスト2世「よし、こうもり猫!俺だ!メフィスト2世だ!いたら出てこい!」
こうもり猫「やばい、来やがった」
メフィスト2世「こうもり…」
ピクシー「ああ!」
メフィスト2世・百目「うわあ!」
こうもり猫「今のうちだ!」
真吾「あ、こうもり猫!」
メフィスト2世「なんだと!待て、このやろ!」
真吾「おーい、待ってくれ!」
メフィスト2世「くらえ!」
こうもり猫「うわあ、…」
50 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-26 18:40
メフィスト2世「こうもり猫!お前真吾とかいうやつが魔界を乗っ取ろうとしているって言ったな」
こうもり猫「こんち結構なお日柄で。メフィスト2世様、よ、いい男!魔界のプリンス。よいしょ」
真吾「こうもり猫ー!」
こうもり猫「あ、あいつ来やがった」
真吾「こうもり猫。いつ僕が魔界を乗っ取るなんて言った」
メフィスト2世「こうもり猫。俺を騙したのか」
こうもり猫「え、ううん。滅相もない」
百目「こうもり猫。どうしてそんな嘘を言うんだモン」
こうもり猫「へ、悪魔が人間に使われるなんてべらぼうなことがあってたまるかってんだい」
百目「だからメフィスト2世に嘘ついたのかモン」
こうもり猫「そういうこった。い、いけねえ…」
メフィスト2世「この俺を騙すとは、おのれ!」
こうもり猫「うわあ、うう!お許しを…」
メフィスト2世「許さん!」
こうもり猫「うわ、焦げてる」
メフィスト2世「魔力、光の稲妻!」
真吾「メフィスト2世。もうやめなよ。それくらいでいいだろ」
メフィスト2世「お、お前。こうもり猫のおかげで濡れ衣を着せられるとこだったんだぞ」
真吾「そうじゃないって、分かればいいよ」
メフィスト2世「な、なんだと。だけど騙された俺の怒りが収まらないぜ」
(ドン!)
真吾「あ…」
百目「悲惨な姿モン」
真吾「メフィスト2世。今度だけ、今度だけは許してやってよ。お願い」
メフィスト2世「よせやい。俺は悪魔だぞ。手なんか合わせられる覚えはないぜ」
真吾「ね、ね」
メフィスト2世「はあ…変なやつ」
51 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-26 18:50
こうもり猫「ああ、助かった。悪魔くんありがとう。あっしの命の恩人だ。よいしょ」
メフィスト2世「調子のいいやつだぜ」
ファウスト博士『おい、悪魔くん』
真吾「?」
ファウスト博士『もうとっくに午後の授業は始まっとるんじゃぞ』
真吾「ファウスト博士」
ファウスト博士『君は一刻でも早く真の悪魔くんになる為に悪魔の知識を学ばなければならんのじゃ。
すぐに教室に戻りなさい』
真吾「はい、ごめんなさい」
ファウスト博士『百目とこうもり猫もじゃ』
百目「はい」
こうもり猫「え、勉強ですか?」
ファウスト博士「よかったら君たちもどうかな」
青ピクシー「やったー」
赤ピクシー「勉強だーい」
メフィスト2世「え、俺が勉強?」
52 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-27 14:50
ファウスト博士「さあ、どうかな。この問題は」
真吾「はい」
ファウスト博士「なんじゃ。悪魔くん以外は誰も分からんのか。
げほ、悪魔くん教えてやってくれ」
真吾「38です」
ファウスト博士「そうじゃな」
ヨナルデパストーリ・幽子・ピクシー・百目・鳥乙女ナスカ「わー」
家獣「バウ―」
メフィスト2世「どうして悪魔が算数なんか勉強しなくちゃならないんだよ」
ファウスト博士「良い質問じゃな」
メフィスト2世「!」
ファウスト博士「算数ばかりでなく、人間界の色々なことを学ぶことによって、
お前たちはより人間の心に近づくことが出来るのじゃ」
メフィスト2世「なんでそんなことしなきゃなんないんだ?」
ファウスト博士「お前たちが悪魔くんと共に戦うためにじゃ」
メフィスト2世「な…けっ、バカバカしい」
53 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-27 15:08
[体育の時間]
・跳び箱

ファウスト博士「(ピーッ)」
家獣「バウー」
ヨナルデパストーリ「いけー」
「悪魔くーん」
真吾「ふっ!あっ」
百目「よっ」
ヨナルデパストーリ「えいっ」
幽子「ああ」
鳥乙女ナスカ「それ」
ファウスト博士「魔力を使っちゃいかん」
家獣「バウー」
(ドスン)
ファウスト博士・真吾・ヨナルデパストーリ・幽子・ピクシー・百目・鳥乙女ナスカ「ははははは、ははははは」

こうもり猫「…」
メフィスト2世「…」
54 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-27 15:10
[語学の時間]
55 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-27 15:17
[美術の時間]
・絵
・モデルはヨナルデパストーリ
56 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-27 15:29
ファウスト博士「悪魔との契約の結び方を勉強しよう」
真吾「はい」
ファウスト博士「まず呪文じゃ。アグロンケタブグラムバイケオ」
57 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-27 15:34
ファウスト博士「この魔法陣は数字の組み合わせ。並べ方一つで自由に悪魔を呼び出せるんじゃ。
ただし間違えると大変なことになるぞ。いいかな?」
真吾「はい」
58 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-27 15:37
ファウスト博士「これは魔界のタロットカードじゃ」
真吾「魔界のタロットカード?」
ファウスト博士「左様。そのタロットカードを使えば未来を予知することも出来るのじゃ」
真吾「ん?」
ファウスト博士「さらにもう一つの使い方を教えよう」
59 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-27 15:57
家獣「バウー」
ファウスト博士「そのカードに気を集中させることによって、自由に操ることも出来る。
さあ、悪魔くん。あの的に当てるのじゃ」
真吾「はい。ふっ!」
家獣「バウ、バウ、バウー」
真吾「ファウスト博士!」
ヨナルデパズトーリ・幽子・百目・鳥乙女ナスカ「(パチパチパチパチパチパチ)」
ファウスト博士「うむ。さすがに悪魔くんの星を背負った子じゃ。見事じゃ。
だが、まだ卒業試験が残っておるぞ」
真吾「卒業試験!?」
60 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-27 16:06
真吾「あ…あ!ここは。あ、ああ!」
ファウスト博士『これから悪魔くんの卒業試験を始める。
課題はこの地獄の門を守るケルベロスを退治することじゃ』
真吾「……」
ファウスト博士「そのためには、まず魔法陣で仲間を呼び出し、皆で協力して退治するのじゃ」
61 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-27 16:16
真吾「エロイムエッサイム、エロイムエッサイム。我は求め訴えたり。出でよ、仲間たち!」
百目「悪魔くん」
真吾「み、みんな!」
鳥乙女ナスカ「メフィスト2世とこうもり猫は来てないね」
百目「ここに来てるんだモン」
メフィスト2世「うわ」
こうもり猫「わっしょ」
メフィスト2世「な、何だい。ここは」
真吾「あ!」
ヨナルデパストーリ・幽子・百目「?」
ケルベロス「…」
ヨナルデパストーリ・幽子・百目「わあ!」
真吾「ケ、ケルベロス」
62 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-27 16:36
ケルベロス「ガウー」
真吾「…っ」
ケルベロス「一体俺に何の用だ」
真吾「お、お前を退治するんだ!」
ケルベロス「何だと?ぐははははは。俺を地獄の門番ケルベロスと知っての言葉か。
間違いだったら許してやってもいいぞ」
真吾「ま、間違いじゃないよ!」
ケルベロス「面白い。やってみろ」
63 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-27 16:42
真吾「わあ!」
こうもり猫「あわわわわ」
ケルベロス「こっちだ」
幽子「わー」
百目「ひい」
家獣「バウー」
こうもり猫「なんで俺がこんな目に。わ、どいて。どいて」
(ドン!)
こうもり猫「わあ、助けて!」
真吾「こうもり猫!」
ケルベロス「ぎやあ」
真吾「えい!」
ケルベロス「ぎやあ」
真吾「やった!目が弱点だ。こうもり猫今のうちだ」
こうもり猫「もうやだよ、俺こんなとこ」
ケルベロス「おのれー!」
真吾「幽子、豆ユーレイで目を狙うんだ」
幽子「はい。豆ユーレイちゃん、お願い」
豆ユーレイ「幽子ちゃんの為なら〜♪」
ケルベロス「(シューッ)」
豆ユーレイ「ひいい…」
幽子「ああ、豆ユーレイちゃん」
64 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-27 16:55
ケルベロス「ぐはははは。そんな豆粒が俺に通用すると思ってるのか」
真吾「鳥乙女、砂嵐で目を!」
鳥乙女ナスカ「分かったわ。魔力ハリケーン!」
ケルベロス「ぎゃあ、目が目が見えない」
ヨナルデパストーリ「うわ」
百目「飛んじゃうー」
真吾「もう一息だ!鳥乙女」
鳥乙女ナスカ「えい!」
真吾「やった!」
ケルベロス「(シューッ)」
鳥乙女ナスカ「ああ!」
こうもり猫「や、やばいよ」
(ドカッ)
鳥乙女ナスカ「あぁ…」
真吾「鳥乙女!」
65 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-27 17:11
百目「あいつの目どうなってるんだモン」
ケルベロス「こんな目つぶしぐらいで」
真吾「おっとっと」
百目「悪魔くん」
メフィスト2世「…」
真吾「ギリシャのオルフェウスは竪琴を弾いてケルベロスを眠らせたけど。わあ!」
66 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-27 17:20
メフィスト2世「…」
真吾「ヨナルデパストーリ!ケルベロスの弱点を知らないか!」
ヨナルデパストーリ「おほ、それではと」
真吾「早くしてよ!ヨナルデパストーリ!」
ヨナルデパストーリ「ふふ、尻尾である」
真吾「そっか、ありがとう。うわ!」
ケルベロス「うわ、涙でハッキリ見えなくなってきたわ」
真吾「はっ、はっ、はっ。ん?」
こうもり猫「よいしょ…」
幽子「うう」
真吾「皆疲れてる。僕がやるしかない」
ケルベロス「くそー、どこへ行ったんだ。あいつ」
真吾「おーい、こっちだ、こっちだー。家獣、百目。目くらまし頼むぞ!」
百目「分かったモン。家獣」
家獣「バウー、バウー!」
真吾「わあ!」
ケルベロス「ガウー」
百目「んー、パウ!」
(ピカッ)
ケルベロス「ぎゃあ!」
真吾「よし、今だ!たあ!う、うわあ!うわー!」
百目「悪魔くん!」
メフィスト2世「ああ、あいつバカなことを!」
67 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-27 17:29
真吾「う、うわあ…」
百目「悪魔くん!」
真吾「うわ…」
メフィスト2世「えい!」
真吾「うわ!」
メフィスト2世「魔力冷凍冬眠!」
68 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-27 17:36
百目「悪魔くん」
幽子「悪魔くん」
家獣「バウー」
こうもり猫「悪魔くん」
69 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-27 17:39
(バリンッ)
真吾「ん…あ!」
メフィスト2世「よくやったな」
真吾「メフィスト2世。うん」
ファウスト博士『合格じゃ』
真吾「あ!」
ファウスト博士『君は今日から正真正銘の悪魔くんだ。卒業の印として偉大なるソロモンの笛をあげよう』
真吾「ソロモンの笛」
70 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-27 17:43
ファウスト博士「呼び出した悪魔に言うことを聞かせる時非常に便利な笛じゃ。
悪魔くん、一日も早く悪い悪魔を退治して地上に大いなる幸せをもたらしてくれたまえ」
真吾「はい。わあ」
71 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-27 17:58
真吾『アグロンケタグラムバイケオ。我はそなたと契約する』
真吾「こうもり猫、君は」
こうもり猫「へっへへ。いやあ、あっしは今回は遠慮しますよ。忙しくて」
真吾「(〜♪)」
こうもり猫「ん?あー頭が痛い。いてててて…け、契約結びますー」
ヨナルデパストーリ・幽子・ピクシー・百目・鳥乙女ナスカ「あははははははは」
家獣「バウー」
真吾「メフィスト2世、君は?」
メフィスト2世「俺は勝手にやらせてもらうぜ」
真吾「え、そんな!」
メフィスト2世「しかし、人間のくせにケルベロスに向かっていく度胸は気に入ったぜ。これ、お前にやるよ」
真吾「え!」
メフィスト2世「我がメフィスト家に伝わる魔法の風呂敷だから、何かの役に立つはずだ」
真吾「あ、ありがとう」
メフィスト2世「ああ。じゃあな」
真吾「あ、メフィスト2世!」
メフィスト2世「また会おうぜ」
真吾「メフィスト2世!」
72 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-04-27 18:09
ファウスト博士「ははは。悪魔くん、ユダヤの預言書によれば、君の戦いに協力する悪魔が12人おる。
まずその12人。12使徒を探し出すことじゃ」
真吾「12使徒?」
ヨナルデパストーリ「へへ、わしたちでまず7人だわいさ」
ファウスト博士「残りは5人じゃな。メフィスト2世ともいずれ契約せねばなるまい」
真吾「はい。皆、よろしくね!」
ヨナルデパストーリ・幽子・ピクシー・百目・鳥乙女ナスカ・こうもり猫「おー!」
家獣「バウ―」
ファウスト博士「悪魔くん、これからの戦いは、辛く厳しいものになるだろう。だが君ならやれる。わしは確信しておる。
12人の仲間と共に」
真吾「はい」
73 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-01 14:46
次回予告

真吾「12使徒探しがいよいよ始まる。
タロット占いには、西より小さな家に住む巨人のカードが出た。
でも、なぜか世界中の人が、突然歯痛に苦しみ、僕もその事件に巻き込まれてしまうんだ。
人の不幸を喜ぶ悪魔は絶対許せない。
次回の悪魔くんは、魔法陣に、出でよ12使徒。
夢よ、届け君の心に」

『魔法陣に、出でよ12使徒』
74 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-01 14:51
<ナレーター>
人間に憑りついて不幸な目に遭わせる悪魔を退治するため、
一万年に一人現れるという悪魔くんが今蘇った。
真吾「エロイムエッサイム、我は求め訴えたり!」
75 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-01 15:01
キリヒトの父「ん?うおおおおお!」
?「わしのご主人さまはどこだぞう」
キリヒトの父「お、お、うう…うああ!」
76 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-01 15:02
『魔法陣に、出でよ12使徒』
77 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-01 15:07
真吾「ファウスト博士の言っていた12使徒のあと4人とはいつ出会えるんだろう。
待ち人来る。西より、小さな家に住む、巨人。
一体何のことだ?うーん」
78 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-01 15:09
コハル「真吾、早く起きなさい!学校に遅れるわよ」
79 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-01 15:12
真吾「あーあ、見えない学校は卒業したけど、
今度はほんとの学校に行かなきゃなんないんだよな。あーあ」
80 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-01 15:20
コハル「あの子ったら急にいなくなったと思ったら、今度は夜更かし。全くもう。あむ」
茂「悪魔の勉強が忙しいんだよ」
コハル「そんな役にも立たないものを」
エツ子「変わった兄貴よね、全く」
茂「ま、そう言うな。エツ子」
百目「あ、悪魔くん。おはようだモン」
茂・コハル・エツ子「あははははは」
コハル「百目ちゃんたら」
真吾「すっかり家族の一員だね」
百目「ボク、ここ気に入ったんだモン」
真吾「ふふふふ。やったな。じゃ、行ってきまーす!」
コハル「ああ、真吾。ご飯は?」
エツ子「それより歯磨いたの?お兄ちゃん」
真吾「今日は朝当番だからどっちもパース!」
81 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-01 15:30
貧太「見えない学校?」
真吾「うん、悪い悪魔をやっつけるために、良い悪魔を養成する学校なんだ」
貧太「へえ、人間の君がそんな学校を卒業しちゃうなんてさすが悪魔くんだ」
真吾「あ、そうだ。貧太くん。いいもの見せてあげるよ。
僕が見えない学校を卒業した印に、ファウスト博士からもらったタロ…」
情報屋「誰に何もらったって?」
真吾・貧太「あ」
貧太「情報屋!」
真吾「ああ、何でもないよ」
情報屋「何でもないなら隠すことないだろー」
真吾「ダメだよ!」
情報屋「見せろよー」
真吾「ダメだったら!」
貧太「あ、キリヒトくん!」
真吾・情報屋「?」
キリヒト「はぁ…」
情報屋「おお、これはスクープのにおいがするぞ」
82 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-01 15:33
キリヒト「僕のパパは、考古学が趣味だっていうのは、皆も知っていましたね。
この間インドの遺跡調査から帰ってきたんです。ところが…」
83 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-01 15:40
キリヒトの父「(バクバクバクバク)」
キリヒトの母「パパ、もうおひつ10杯目よ」
キリヒトの父「(ガブガブガブ)」
キリヒト「パパ、水はバケツに15杯目ですよ」
キリヒトの父「わしゃ3000年も何も食っていなかったんだぞ。食った食った、眠いぞ」
(ガシャーン)
キリヒトの父「ぐわー。がああー」
キリヒトの母「パパ、ベッドで寝てください」
キリヒト「…」
84 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-01 15:53
キリヒト「きっとパパは、何か悪い病気にでもかかったんです。
おまけに僕もママも、パパのいびきで夜も眠れないし」
情報屋「そいつはお気の毒に」
真吾「元気出せよ、キリヒトくん。僕で良かったら相談に乗るよ」
キリヒト「ああ、神様…ああ…」
情報屋「おーい、特ダネさん!じゃない、キリヒトさん待ってー」
貧太「キリヒトくんの父ちゃんよっぽど重症みたいだな」
真吾「うん、なんか気になるな」
85 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-01 15:58
真吾「この壺の文字は、古代魔法文字みたいだ」
86 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-01 16:08
歯痛殿下「いてーててていていていててーいてーいていていていていてーいてーいていていてー」
87 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-01 16:18
真吾「やっぱりそうだ。キリヒトくんのお父さんは悪魔に憑りつかれたんだ。なに?それで」
歯痛殿下の手下「起きてる、起きてる。ん?」
(ガチャ)
歯痛殿下の手下「コツコツ」
エツ子「んぐ」
歯痛殿下の手下「コツコツ。ひょひょひょひょひょひょひょ」
(ガラッ)
歯痛殿下の手下「ひょひょひょひょひょ。ひょひょひょひょひょ」
88 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-01 16:25
キリヒトの父「があー。があー」
歯痛殿下の手下「…」
キリヒトの父「う、あああー!ああー!」
89 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-01 16:30
歯痛殿下「いてーててていてーいてーいてーいてーいててててーいてーいてー」
90 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-01 16:36
(ゴゴゴゴゴゴゴ…)
真吾「分かったぞ。あ、地震か」
91 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-01 16:47
(ゴゴゴゴゴゴゴ…)
真吾「どうしたの?皆」
コハル「真吾は大丈夫なの?歯は」
真吾「ぜーんぜん。あ、なんだ百目。君まで」
百目「痛い、痛いんだモン。痛いモン」
エツ子「一日に三度は磨く私が歯痛になるなんて…いてて」
真吾「ん?」
テレビ『世界各国に広がった歯痛の猛威は、強まる一方でその原因も不定のまま、
遂に日本にも押し寄せ、各地に大パニックを起こしています。
全国の歯医者さんはてんてこ舞いですが、そのお医者さんもまた、歯痛に悩んでいます。
加えて、あ、いて…加えて今朝から東沢地区中心に謎の地震が…』
真吾「…」
(ゴゴゴゴゴゴゴ…)
茂「なにもこんな時に地震まで。は、歯に響いてたまらん」
エツ子「い、いた」
百目「痛いモンモンモン」
真吾「…」
92 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-01 17:03
キリヒトの父「うわあ、いたーい!いたいたいたーい。あ、いたいぞう。いたたた。
いたーい」
(ゴゴゴゴゴゴゴ…)
キリヒト「ママ、どうしましょう。地震の原因がうちのパパだなんて」
キリヒトの母「そんなこと大きな声で言うもんじゃありません。
近所の人に知られたらどうするんです。祈りましょう」
キリヒトの父「うわあ!痛いいたーい!おう!おう、おおう、おう」
(ゴゴゴゴゴゴゴ…)
真吾「キリヒトくんのお父さんに憑りついた悪魔が、歯痛にかかって地震を起こしていたんだ。
このままでは町が潰れてしまう。メフィスト2世に急いで本物の壺を取って来させよう」
キリヒトの父「いたーい!いたーい!」
93 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-01 17:10
真吾「エロイムエッサイム、エロイムエッサイム。我は求め訴えたり!」
94 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-02 16:18
メフィスト2世「親父(ずるずる)やっぱりラーメンは死神屋に限るな」
メフィスト老「出前が遅いのがたまにキズじゃ(ずるずる)」
真吾「もう、ラーメンなんか食べてる場合じゃないよ。
僕の友達のお父さんに、悪魔が憑りついて大変なことになってるんだ。
いいかい?この壺に刻まれた古代魔法文字によると」
メフィスト老・メフィスト2世「…」
95 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-02 16:28
?「あ、それ!」
(ドン!)
?「あ、それ!」
(ドン!)
?「それ!」
(ドン!)
?「あ、それ!」
(ドン!)
?「おおう。もぐもぐもぐもぐ」

真吾『今から3000年ほど昔、古代インドにものすごい大食いの悪魔がいたんだ。
困った人々は、偉いお坊さんに頼んで、悪魔をこの壺の中に封じ込めたそうだ』 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:1341adc37120578f18dba9451e6c8c3b)
96 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-02 16:44
メフィスト老「うーむ、象人のことじゃな」
真吾「そうなんだ」
メフィスト2世「つまり、悪魔くんの友達の親父に憑りついた象人が、
歯痛にかかって暴れてるって訳か」
真吾「うん、とにかくキリヒトくんのお父さんから、象人を抜け出させて元の壺に戻さなきゃならない。
だから、空を飛べる君に、インドに行ってこれを取ってきて欲しいんだ」
メフィスト2世「おっとっと。親父だって飛べるぜ」
メフィスト老「わしゃまだ腰痛が治っとらん」
メフィスト2世「ああ、汚ね。汚ね。汚ね。汚ね」
真吾「メフィスト2世、君とは友達になったはずだ」
メフィスト2世「勝手に決めつけるな」
真吾「このままじゃ、キリヒトくんも可哀そうだし、町だって大変なんだ。
どうしても契約を結んでもらうからね」
メフィスト2世「だあ…」
真吾「(〜♪)」
メフィスト2世「だあー!」
真吾「…」
メフィスト2世「…く、ちぇっ、わ、分かったよ。契約すればいいんだろ?悪魔くん」
97 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-02 16:59
(ゴゴゴゴゴゴゴ…)
茂「い…」
百目「モン、モンモン」
コハル「ああ…」
茂「ああ、痛い」
百目「んー」
98 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-02 17:06
真吾「…」
メフィスト2世「悪魔くーん!」
真吾「?」
メフィスト2世「ほらよ」
真吾「思った通りだ。ん?」
(ゴゴゴゴゴゴゴ…)
キリヒトの父「があー」
(ドーン!)
99 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-02 17:23
(ゴゴゴゴゴゴゴ…)
キリヒトの父「…」
真吾「アブランソー、ボーゾー。出でよ、象人」
キリヒトの父「ああ、ああ、ああ…う、おお、おお、おお、おお!」
真吾「あ!」
象人「うおおい、ぞう」
(ドン!)
メフィスト2世「やった!早く象人をその壺に閉じ込めちまえよ」
真吾「うん!ちょ、ちょっと待ってくれ」
メフィスト2世「どうしたんだ、悪魔くん」
真吾「ここに封じ込めしもの、やがて魔界を率いし少年の、忠実なる12人のしもべとなろう」
メフィスト2世「魔界を率いる少年って悪魔くんのことだ。
ということは、悪魔くんに仕える12人のしもべ。まさか悪魔くん、象人が!」
真吾「西とはインドのこと。そして、小さな家とは壺。間違いない!象人こそ」
象人「わしはただご主人様を探そうとしただけだぞう」
真吾「君が探していたのは僕なんだ。象人、君は12使徒の一人なんだよ」
象人「んー?いたーい!痛い!痛い!」
(ゴゴゴゴゴゴゴ…)
メフィスト2世「悪魔くん、こいつが12使徒の一人なら、ソロモンの笛で言うことを聞かせられるはずだ。これじゃたまんないぜ」
真吾「よし!」
象人「痛いぞう。いたーい」
真吾「(〜♪)」
象人「…。痛いぞう」
真吾「効かない」
象人「いたーい!」
真吾「メフィスト2世!」
100 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-02 17:34
メフィスト2世「全く悪魔使いが荒いぜ」
真吾「…いた!あそこだ!」
象人「痛い、痛いぞう。痛いぞう。いたーい」
真吾「ソロモンの笛が効かないってことは、やっぱり12使徒じゃなかったのかな」
メフィスト2世「第一歯痛にかかる悪魔なんて。ははははは」
象人「あー、痛いぞう」
真吾・メフィスト2世「?」
真吾「待てよ、確か相手が誰だろうと歯痛にしてしまう魔力を持った悪魔がいたはずだ」
101 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-02 17:57
象人「痛い。いたーい。痛いぞう」
メフィスト2世「よし、魔力万能ドリル!えい、てやあ!」
象人「パオーン。ああ、ああ…うう」
(キュイイイイン)
真吾「あ!」
象人「いたーい。うわああん、いたーい」
歯痛菌「いててててて。いてててのこててて。いていてて」
真吾・メフィスト2世「ああ」
歯痛菌「いててててて」
メフィスト2世「あ、あの歯痛菌は。悪魔くん」
真吾「間違いない。歯痛殿下が魔力で操っているんだ」
象人「何だと!」
真吾「?」
象人「歯が痛くないぞう。ぐーふふふふ。今のやつが俺を歯痛にしていたのか。許さん!」
真吾・メフィスト2世「うわあーあ!」
象人「おー!」
真吾「うわ!…?」
メフィスト2世「俺の役目はもう終わったぜ。あとは一人でやれよ。じゃあな、悪魔くん」
真吾「あ、メフィスト2世!…!」
メフィスト2世「…」
102 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-02 18:12
真吾「やっと見つけたぞ、歯痛殿下!」
歯痛殿下「ん?」
真吾「お前のおかげで僕の家族や友達が皆迷惑してるんだ!今すぐ歯痛菌を操る魔力を解くんだ!」
歯痛殿下「なーにを生意気な。いてーいてていてー」
真吾「うわあ、うわ!う、…うわっ!ふう…」
歯痛菌たち「いてー」
真吾「!」
103 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-02 18:19
メフィスト2世「しょうがねえなあ、本当に。それ!」
真吾「あ!」
歯痛殿下「いてーてててて。いてー」
104 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-02 18:24
真吾「やっぱり来てくれたんだね。メフィスト2世」
メフィスト2世「そうじゃねえ。見ちゃいられなかっただけだ。
あれ?まだ追ってくる。しつこいやつらだ」
真吾「歯痛殿下をやっつけるしかないな。メフィスト2世、ここは頼んだよ」
メフィスト2世「分かった。任せときなって。魔力角砂糖ころりん」
歯痛菌たち「わーわー」
105 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-02 18:25
真吾「エロイムエッサイム、エロイムエッサイム。我は求め訴えたり!」
106 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-02 18:33
幽子「ん?どうしたの?悪魔くん」
真吾「幽子、是非君に働いてもらいたいんだ」
幽子「あたしに出来るかしら」
豆ユーレイ「うちの幽子ちゃんは恥ずかしがり屋〜♪」
真吾「出来るさ!君の照魔鏡を使ってね」
幽子「…うふふ」
107 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-02 18:38
歯痛殿下「いてーててて。歯痛菌のやつら一体どこに行ったんだ?ん?」
108 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-02 18:52
歯痛殿下「ふふふ。可愛い子が眠っているぞ。チャンス。いてててー」
真吾「今だ!幽子!」
幽子「すーすー」
豆ユーレイ「ほんとに寝ちゃったよ〜ほら♪」
真吾「ええ!起きろ、幽子!」
歯痛殿下「うがあ」
メフィスト2世「うわあ、悪魔くん!早くしてくれー!」
象人「許さんぞう!」
(ドスン)
幽子「あ。あ、やだ!」
歯痛殿下「いてー」
(ピカーッ)
歯痛殿下「がが…いてー。いててて。ががが、ひい!いてててー」
幽子「…」
真吾「やったぞ。幽子の照魔鏡は、相手の魔力を跳ね返す力があるんだ!
いいかい?歯痛殿下。歯痛の苦しみが分かったなら、二度と出てくるんじゃないぞ!」
歯痛殿下「ぎゃあ、ぎゃあ、ぎゃあ…」
メフィスト2世「悪魔くーん!ん?」
109 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-02 19:05
象人「わしは許さんぞう!」
真吾「やめるんだ、象人!」
象人「パオーン」
真吾「(〜♪)」
象人「やめてくれー」
メフィスト2世「あ、悪魔くん。これは」
真吾『歯痛菌は、歯痛殿下に操られていただけなんだ』
象人「うう」
真吾「やっぱり12使徒の一人だったんだね」
象人「悪魔くんがわしのご主人様」
真吾「よろしくね!でもあんまり無茶はいけないよ」
象人「わしもよろしくだぞう」
メフィスト2世「良かったな、悪魔くん。ただし、こいつにはこれからも苦労しそうだ」
幽子「見えない学校で一緒に勉強しようね」
象人「そうだぞう。そうだぞう」
メフィスト2世「ま、これで一件落着だな。百目のやつ、また遠慮なくご飯のおかわりするぞ」
真吾「はははははは」
メフィスト2世「はははははは、はははは」
幽子「ふふふふ、ふふふふ」
真吾「でも、どうして今になって歯痛殿下が地上に現れたんだろう」
110 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-02 19:10
ファウスト博士「見事じゃ、悪魔くん。
じゃがな、これからどんなすごい悪魔が現れてくるかわしでさえ想像もつかん。
じゃから一刻も早く残る12使徒を探し出すのじゃ」
111 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-05 14:14
次回予告

真吾「12使徒を求めて南の島へ向かう僕たちの前に巨大な化けガラスが現れたんだ。
底なし沼に沈む家獣。
そしてカラス魂が僕と百目を襲う。
化けガラス!君は本当に12使徒の一人なのか?
次回の悪魔くんは、こうもり猫のワナ。
夢よ、届け君の心に」

『こうもり猫のワナ』
112 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-05 14:18
<ナレーター>
人間に憑りついて不幸な目に遭わせる悪魔を退治するため、
一万年に一人現れるという悪魔くんが今蘇った。
真吾「エロイムエッサイム、我は求め訴えたり!」
113 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-05 14:21
『こうもり猫のワナ』
114 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-05 14:28
ファウスト博士「おっほん。今日から新しく12使徒の一人として皆の仲間になった象人じゃ」
豆ユーレイ「どれどれ〜♪」
象人「よろしく頼むぞう」
家獣「バウバウバウ」
鳥乙女ナスカ「仲良くしましょうね」
ファウスト博士「よいか、象人。しっかり勉強して悪魔くんを助けるんじゃぞ」
象人「ぞい」
ファウスト博士「さてと、んん?こうもり猫はまたサボリか?」
115 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-05 14:36
真吾「ぷはーっ。早く12使徒を見つけなきゃな」
こうもり猫「かーっ、ご大層に風呂にまでソロモンの笛を持って入っていやがらあ。
だが今に見てろ。そいつは必ず、俺さまが頂いてみせるからな。へっへへへ」
116 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-05 14:48
真吾「おはよう」
茂「おはよう」
コハル「また徹夜で変な占いしてたんでしょ。全くもう、ちょっとは百目ちゃんを見習ったらどうなの」
真吾「百目がどうしたの?」
コハル「百目ちゃんなら早起きして、エツ子と一緒にとっくに学校行ったわよ」
真吾「学校へ行ったー!?」
117 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-05 14:50
真吾「(冗談じゃないよ。百目が学校に行ったりしたら、どんな騒ぎが起こるかしれないぞ)」
118 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-05 14:58
真吾「あっと、うわっ…。?」
男子A「百目くん、良かったらノートと鉛筆、僕のを貸してあげるよ」
百目「ありがとうだモン」
女子A「分からない問題があったら、私が教えてあげるからね。百目くん」
百目「ふふ、ふふふふふ」
真吾「(百目…)」
百目「あ、悪魔くん。おはようだモン」
真吾「あ…」
女子B「何あれ」
女子C「変わったぬいぐるみね」
百目「ボク百目だモン。よろしくだモン。ふっ」
(ピッ)
女子B・C「…」
女子B「可愛いー」
女子C「どっから来たのー?」
真吾「しょうがないやつだな」
119 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-05 15:08
百目「あっくまくん。ボク、悪魔くんの行ってる学校すっごく気に行っちゃったモン」
真吾「だけど、学校で魔力なんか使っちゃダメじゃないか」
百目「でも、友達いっぱい出来たモン」
真吾「百目!」
百目「!」
真吾「魔力でつくった友達なんて、本当の友達じゃないよ」
百目「だって…」
真吾「それに、君の魔力はもっと大切なことに使うべきだよ。
今の僕たちには、12使徒を見つけるっていう大切な仕事があるだろう。
君が学校へ行くのはそれからだ。いいね?」
百目「うん…」
120 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-05 15:29
百目「はぁ…。ボクは明日も学校へ行きたいんだモン」
こうもり猫「いい方法を教えてやろうか?百目」
百目「こうもり猫!ふん!」
こうもり猫「あっ、そう?せっかくお前を学校へ行かせてやろうと思ったのになー。
ま、しょうがないか」
百目「待ってくれだモン。今の話は本当かモン?」
こうもり猫「聞きたい?」
百目「…う、うーん」
こうもり猫「あっ、そう。聞きたくない訳ね」
百目「待ってモン。聞きたいモン。ボクどうしても学校に行きたいんだモン」
こうもり猫「よーし、じゃあ教えてやるぜ。なーに簡単なことさ。
お前の魔力で、12使徒を見つけ出せればいいんだよ。
そうすりゃおめえ、その褒美に学校なんか。よっしゃーってなもんだ」
百目「そんなこと出来る訳ないモン」
こうもり猫「ところが、出来るんだよなー。実はな、俺さまは12使徒の一人がどこにいるか知ってるんだ」
百目「えー、本当かモン?」
こうもり猫「あー、本当だとも。だからな、それをお前の魔力で見つけたってことにするんだよ。
いいか?ひそひそひそ。ひそ、ひそ」
百目「わーい、わーい。これで学校行けるんだモン」
こうもり猫「へへへへ、単純なやつ」
121 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-05 15:35
真吾「ほんとかい!12使徒がぶらぶら島に!?よく分かったな」
百目「うん、こうもり…あっ、ボクの魔力なんだモン」
真吾「見直したよ、百目。よし、タロットカードで確かめてみよう」
百目「ボクも頑張るんだモン」
122 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-05 15:37
百目「……」
123 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-05 15:44
こうもり猫「こんにちはー。埋れ木真吾さんいらっしゃいますかー?」
真吾「ん?」
こうもり猫「こんにちはー」
真吾「はーい、どなたですかー」
こうもり猫「へへ」
真吾「あれ?んー」
124 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-05 15:51
こうもり猫「へへへ。こうして、んでもってこうして。あ、ちょちょいのちょいとくらあ。お?」
真吾「全く。いたずらなんかに付き合ってる暇ないんだよな。さてと。
待ち人、南にあり。黒い翼を持つ鳥?
うーん、とにかく場所は百目の言っていたぶらぶら島のことに違いないぞ。よし」
125 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-05 15:57
真吾「えい」
百目「モン」
真吾「助かったよ、百目。あとは急いで12使徒を見つけ出すんだ。
でも南の島となると僕たちを運べる悪魔が必要だな」
126 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-05 16:03
真吾「エロイムエッサイム、エロイムエッサイム。我は求め訴えたり!出でよ、家獣!」
家獣「バウー」
真吾「家獣、ぶらぶら島まで頼むよ」
家獣「バウー」
こうもり猫「へっへへ。あっさり引っかかりやがったぜ。おっとこうしちゃいられねえ」
127 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-05 16:12
エツ子「メ、フィ、スト、2世?変な名前。お兄ちゃんなら出かけてるわ。
へへへへ。当分戻らないんじゃないかしら」
メフィスト2世「ちぇ、たまには息抜きに遊び相手にでもなってやろうと思ったのにな」
エツ子「じゃあお兄ちゃんの代わりに、私の遊び相手になって」
メフィスト2世「え!え、い、いや。それは」
エツ子「照れたりして可愛い。さ、いらっしゃいよ」
メフィスト2世「おっと、冗談じゃないぜ。あばよ!」
エツ子「…」
コハル「エツ子ー、ラーメン出来たわよー」
メフィスト2世「ラーメンですか?」
128 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-05 16:27
メフィスト2世「(ずるずるずる)うめー、こんなうめえラーメン悪魔界でもざらにはねえや」
茂「悪魔?」
メフィスト2世「え、え、いやその。(ずるずるずる)
とにかく、悪魔くんの母ちゃんがラーメンづくりの名人だとは知らなかったなー」
コハル「まあお上手ねー。よかったらいつでもいらっしゃい。ご馳走してあげるわよ」
メフィスト2世「やったー。じゃあ、おかわり」
129 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-05 16:39
船員「いやあ、絶好の航海日和ですねー、船長」
船長「ああ、しかし最近このぶらぶら島あたりで、
相次いで船が行方不明になるという事件が発生しているというぞ」
船員「化け物でも出るんですかね」
船長「ん?あれは」
130 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-05 16:46
船長・船員「ああ、これは」
船員「ほんとに出たー」
船長・船員「ああ…」
131 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-05 17:08
こうもり猫「いやー、いつもながら見事なお手並みでやんすね、先生」
化けガラス「へ、こうもり猫か」
こうもり猫「まあ、しかし言わせてもらっちゃなんですが、たかが船の一隻や二隻。
いかにも相手がせこいんすよねー」
化けガラス「何だと!だったらお前はもっと手強い相手を知ってるとでもいうのか!」
こうもり猫「まあね。実は人間のくせに見えない学校を優秀な成績で卒業した悪魔くんっていう小僧がいましてね。
なんと、こいつが悪魔界を乗っ取ろうとしてやがるんでやんすよ」
化けガラス「なに?人間のガキのくせにか」
こうもり猫「しかも、その悪魔くんが家獣っていうばかでかい悪魔野郎を連れてるんです。
これじゃいくら先生でも無理かなー。なんてね」
化けガラス「バカ言え!いいか?俺さまも相手が強ければ強いほど腕が鳴るってもんだ」
こうもり猫「おっと、噂をすればなんとやら。悪魔くんたちが来ましたよ。
こりゃ、偶然だなー。どうします?先生」
化けガラス「よーし、俺さまの腕前を見せてやるぜ。楽しみにしてな」
こうもり猫「へっ」
132 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-05 17:12
真吾「見えたぞ。あれがぶらぶら島だ」
百目「なんだか気味が悪い島なんだモン」
133 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-05 17:23
真吾「おじいさーん」
おじいさん「はいはい」
真吾「この辺に黒い翼を持つ鳥がいるの知りませんか?」
おじいさん「おー、それならあの木を目指して行くがよい」
真吾「木?ありがとう、おじいさん」
おじいさん「なんのなんの。お気をつけなされや」
化けガラス「ふふふふふ。家獣とかいう悪魔さえ動けなくなればこっちのもんだ。ふふふふ」
134 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-05 17:43
真吾「あれだ」
真吾・百目「わあ」
真吾「どうしたんだ、家獣」
家獣「バ、バッバ、バウー。バウー。バ、バ、バ、バウー」
百目「底なし沼だモン」
真吾・百目「うわ!」
百目「あー」
真吾「うわ。あー、大丈夫かい?百目」
百目「あ、悪魔くん」
真吾「あれは確か化けガラス。黒い翼を持つ鳥だ」
百目「じゃあ、あれが?」
真吾「化けガラスー!君は12使徒の一人なんだ。僕たちと君とは仲間なんだよー」
百目「助けてくれだモーン」
真吾「聞こえないのか。そうだ。化けガラスが12使徒なら、ソロモンの笛で僕の頼みを聞いてくれるはずだ。
(〜♪)
ありがとう、あとは家獣を頼む」
家獣「バウー」
真吾「家獣!
どうしたんだ!引き返すんだ、化けガラス!」
135 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-05 17:59
百目「わあ」
真吾「あっ、いってー。荒っぽいやつだな。これが化けガラスの巣か」
百目「あー、小さくなったんだモン」
真吾「化けガラスの正体は、烏人といって、300年生きたカラスが変身の術を覚え、
さらに300年生きて魔力が使えるようになったんだ。
あ、でも、どうして僕の言うことを聞いてくれなかったんだい?家獣も君の仲間なんだよ」
化けガラス「この俺がお前たちと仲間だと?はははー。何を寝ぼけたこと言ってやがる。
俺はな、自分より強い相手を倒すのが生き甲斐なんだよ。やっと手に入れたこの魔力を使ってな」
真吾「じゃあ、君は12使徒じゃないのか。だって、僕のタロットカード占いじゃ。それに百目の話だと」
百目「だって、こうもり猫が教えてくれたんだモン。
ボクの魔力で手柄を立てたら学校へ行けるって。ボク、学校へ行きたかったんだモン」
真吾「なんだって!百目!」
136 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-05 18:23
真吾「うわあ、ああー!」
こうもり猫「こいつはもらってくぜい」
真吾「こうもり猫!」
百目「ひえー」
真吾「なんだこれは」
化けガラス「みんなカラスの魂さ。間もなくお前たちはそいつらに憑りつかれて、カラスになるんだ。
あいつらのようにな」
こうもり猫「へへへへ、へへへへ」
真吾「え?そうか。このカラスたちは化けガラスが襲った人間なんだ」
百目「ボクたちもこうなるのかモン。ああ」
真吾「あ、やめろ」
こうもり猫「ははは。悪く思うなよ、悪魔くん。俺はこいつさえあれば、
お前のために無駄働きさせられずに済むし、
何といっても俺をなめてやがる12使徒の連中をみんなまとめて」
137 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-05 18:29
こうもり猫「今日からこのこうもり猫さまが見えない学校のボスだー」
138 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-05 18:51
こうもり猫「はっはははは。ファウスト博士は、何だか屁理屈言ってやがったが、
この俺だってこんな笛ぐらい」
真吾「無駄だ、こうもり猫」
百目「ソロモンの笛は一万年に一人現れる悪魔くんにしか絶対に吹けないんだモン」
こうもり猫「うるせー。根性で吹いてやる」
化けガラス「このやろ!」
こうもり猫「あ、何すんだよ」
化けガラス「ふ、なめるんじゃねえぜ。こうもり猫。
悪魔くんなんて大したこともねえくせに、俺さまを利用しようとしやがって。
けっ、こうもりガラスにでもなりやがれ」
こうもり猫「なにを!このバカガラス!ったく、悪魔の風上にも置けねえ野郎だ。ね、悪魔くん」
真吾「そうか。百目に嘘を教えたのも、タロットカードに何か細工したのも、
ソロモンの笛を奪うために僕をおびき出そうとしたお前の仕業だったんだな」
こうもり猫「うわー、ほんのつい出来心ってやつで、ごめんなさーい」
百目「悪魔くん…」
カラスたち「カァーカァー」
真吾「とにかく今のうちにここから抜け出さなきゃ。それに家獣のことも心配だ」
こうもり猫「ああ、う。なんだこりゃ。あ、やだ、やだよ。カラスになるなんて」
百目「ボクもやだモン」
真吾「待てよ」
139 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-05 18:55
化けガラス「へへへ。家獣の野郎も一貫の終わりって訳か」
140 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-05 18:59
真吾「百目、やってみるんだ」
百目「モンモンモンモンモーン!」
(ピカッ)
真吾「…っ」
こうもり猫「ああー」
真吾「思った通り!人間の人魂と同じで、光に弱いんだ。よし、今のうちにみんな」
141 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-05 19:01
真吾「さあ、こうもり猫。頼むよ」
こうもり猫「よいしょ、よいしょ。あー」
142 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-05 19:18
化けガラス「バカめー。俺さまから逃げられるとでも思っていやがるのか!」
こうもり猫「あ?」
百目「あー」
真吾「急げ、こうもり猫」
こうもり猫「あー、そう簡単に言うけどね」
化けガラス「はーはは」
百目「わー」
こうもり猫「来たー」
化けガラス「ぐわー」
こうもり猫「たーすけてー」
百目「うわ」
こうもり猫「よいしょ」
化けガラス「おらおら」
真吾「うわ、ああ、ああ、ああ、おっと、ああ」
百目「あーうわー、あー」
こうもり猫「ほんとによいしょだぜ」
化けガラス「ぐわあ」
家獣「バーウー」
化けガラス「生きていやがったのか。けっ」
家獣「バウ、バウー」
真吾「家獣無事だったんだね」
百目「良かったんだモン」
化けガラス「は、離しやがれ」
家獣「バウー」
こうもり猫「あー、もうダメだ」
真吾・百目「うわあ、ああー」
143 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-05 19:21
真吾「さすがに家獣でも一人では無理だな。よし、鳥には鳥だ」
144 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-05 19:29
真吾「エロイムエッサイム、エロイムエッサイム。我は求め訴えたり。出でよ、鳥乙女!
鳥乙女、家獣の応援を頼む」
鳥乙女ナスカ「でも悪魔くん。化けガラスは一筋縄ではいかないわよ」
真吾「うん、僕に考えがあるんだ」
145 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-05 19:50
家獣「バ、バウー」
化けガラス「おっと、おりゃ!」
家獣「バウー」
化けガラス「へへへ、どんなもんだい。おりゃ!」
家獣「バウ」
百目「うわ、あー、あー」
こうもり猫「うわうわうわうわ」
真吾「鳥乙女!うっ」
鳥乙女ナスカ「せっかくの魔力を悪いことに使うなんて、同じ鳥として許せない」
化けガラス「なんだと小娘が!くらえ!」
鳥乙女ナスカ「魔力ハリケーン!」
真吾「今だ、家獣!すべての窓ガラスを使って、太陽熱を集め反射するんだ」
家獣「バウー」
146 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-05 19:58
家獣「ウー」
鳥乙女ナスカ「…っ!」
化けガラス「くそ」
家獣「ウー」
鳥乙女ナスカ「(家獣、早く)」
家獣「ウー」
化けガラス「こ、こしゃくな真似を」
鳥乙女ナスカ「家獣!」
家獣「バウー」
化けガラス「うわー!熱いー!」
147 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-05 20:04
こうもり猫「なるほど。真っ黒けの体が熱を吸収するって訳だ。
さすが悪魔くん。大先生。あ、よいしょ!」
真吾「よし、化けガラス。潔く負けを認めるんだ」
化けガラス「わ、わ、分かった。俺が悪かった」
真吾「鳥乙女。助けてやってくれ」
鳥乙女ナスカ「いいわ。スピンハリケーン!」
化けガラス「うわー、…」
148 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-05 20:08
真吾「いいかい?烏人。これに懲りたら二度と悪さをするんじゃないよ。
もう一度元のカラスに戻って、修行し直すんだね」
化けガラス「俺の負けだ。悪魔くん。
どうも。カァーカァー。カァーカァー」
こうもり猫「ん?あ、助かったー。よいしょ」
149 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-05 20:10
船員「あ、ああ?」
船長「ん?夢か」
150 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-05 20:17
鳥乙女ナスカ「あんたのこと、絶対ファウスト博士に言いつけてやるから」
こうもり猫「え!そ、それだけはご勘弁を。鳥乙女大先生。あ、よいしょ!」
百目「ごめんだモン。悪魔くん、家獣」
家獣「バウー」
百目「ボクもう学校なんて行かなくていいモン」
真吾「嘘だろ?百目。ほんとは行きたいくせに。
よし、じゃあ12使徒を見つけるために、君もうんと協力するって約束してくれるなら」
百目「学校行っていいのかモン?悪魔くん」
真吾「ただし、学校で魔力を使いすぎちゃいけないよ」
百目「わーい、やったモーン」
151 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-05 20:33
メフィスト2世「はは。学校へ駆けつけたのはいいけど、宿題忘れてたのか。
そういえば、見えない学校でもこうもり猫が廊下に立たされてるって噂だぜ」
百目「嬉しいんだモン。ボク立たされても学校大好きなんだモン」
真吾「はーあ」
メフィスト2世「ははははははははははは、はははははは、ははは」
百目「ふふふふふ、ふふふ、ふふふふふ、ふふふ」
152 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-07 16:19
真吾「不思議な瓶を持った女の子が現れたんだ。
すると、大人たちが突然酔っ払いだして、町中が大騒ぎになってしまうんだ。
タロット占いに出た、お酒、変身、虎。
何か関係があるのだろうか。
悪魔くん。怒りの変身、怪虎の出現!!
夢よ、届け君の心に」

『怒りの変身、怪虎の出現!!』
153 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-07 16:21
<ナレーター>
人間に憑りついて不幸な目に遭わせる悪魔を退治するため、
一万年に一人現れるという悪魔くんが今蘇った。
真吾「エロイムエッサイム、我は求め訴えたり!」
154 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-07 16:22
『怒りの変身、妖虎の出現!!』
155 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-07 16:34
茂「う、うわ、ああ。ふう、へへへい」
乗客たち「うわ!」
茂「えへへへへへへ」
乗客たち「?」
茂「ばんざーい!やったぞー」
町中の人たち「!」「なに」「がやがや」
たばこ屋のおばさん「ん!?ひえー」
(ガラガラ)
茂「うわー、おばさん。電話貸してね」
156 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-07 16:41
コハル「はいはい、もしもし。埋れ木でございます。なんだ。あなたなの」
茂「へへへへへ。やったぞ。久しぶりの連載を取ったぞ」
コハル「まあ、すごい。今度こそ夢じゃないのね」
茂「うん、夢じゃない。今夜からバリバリ書くぞ。第一回目の原稿をすぐに入れなきゃならないんだ」
コハル「そうよ。浮かれてお酒なんて飲んで帰って来ちゃダメよ。仕事仕事」
157 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-07 16:56
茂「これで、うちの連中も僕のこと見直すだろ。ここんとこ完全に粗大ゴミ扱いだったからなあ」
少女「あのー」
茂「ん?何か僕に用?」
少女「お酒を買ってくれませんか?」
茂「お酒。ごく。ううわー、ダメだダメだ。お酒なんか飲んだら仕事にならなくなっちゃう」
少女「そうですか。このお酒を買ってもらえないと、病気の母の薬代がないんです。うう…」
茂「ああ。うーん、今日は連載が決まったおめでたい日だし、人助けということも。ま、いいか」
少女「一本5000円です」
茂「5000円!?」
少女「とっても美味しいんです」
茂「んん!ひいふうみいっと。ああ、じゃあ一本頂こうか」
少女「ふふ。ありがとうございます」
茂「ん?面白い形の瓶だな」
少女「どうぞ試しに飲んでみてください」
茂「ああ、じゃちょっとだけ。えーっと、おー…う」
158 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-07 17:09
百目「うーん、パパさん遅いんだモン」
コハル「しょうがない人ね。結婚以来15年一度も約束守ったことがないんだから。
百目ちゃん、お夜食出来たから真吾呼んできてちょうだい」
百目「はーいだモン。ん、はは」
159 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-07 17:18
真吾「ん?何か変なのが出たぞ。
酒に、色の変化、虎の力?うーん、なんだこれは」
百目「悪魔くん、ラーメンタイムだモン」
真吾「うん、今行くよ」
160 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-07 17:27
真吾「酒、色の変化…」
真吾・百目「あー!」
真吾「メフィスト2世!」
メフィスト2世「いやー、邪魔してるぜ」
百目「ああ、もう!これはボクと悪魔くんの分だモン!」
メフィスト2世「どこにも名前なんか書いてなかったぜ。インスタントにしてはまあまあだな」
百目「やっぱり日本一はママさんの手作りラーメンだモン」
メフィスト2世「そうそう、あれは美味かったな」
真吾「あーあ。あ。
はい、埋れ木です。ええ!父さんが酔っぱらって騒いでる?あ、わ、分かりました。
すぐ迎えに行きます」
161 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-07 17:47
茂「がうー」
町の人たち「何やってんだ」
茂「おうー!わたくし、埋れ木茂は日本一の漫画家であります。
デビューしたのは20年前。当時は天才漫画家と言われたもんですが、
ああ、最近は鳴かず飛ばずのつらーい毎日。
晩酌のビールも1日おきから3日おきになり、女房子供にも頭が上がらない始末。
しかし、天はわたくしを見捨てなかった。ついに、ついに連載を獲得したのです!がーは、ああ」
真吾・百目「ああ」
警官「全く困りますなあ」
真吾「すいません」
百目「ごめんだモン」
茂「おーう」
真吾「しょうがないな、もう。タロットカードに出てた酒、色の変化、虎の力ってのはこのことだったのかなあ。あー」
茂「うーがー。うーうーうー」
真吾「父さん、帰ろうよ。ああ、ああ、ああ!ああ、ああ、ああ、うう」
百目「悪魔くん」
真吾「いてー」
茂「おーう」
真吾「いやんなっちゃうな、もう」
162 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-07 17:59
コハル「お父さん、起きてくださいよもう」
茂「ああ」
コハル「せっかく連載が決まったっていうのに。酔っぱらって帰ってきてもう」
エツ子「あーあ、やだやだ」
163 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-07 18:18
茂「あー、あー、あー頭がガンガンする。ああ、ああ。んぐんぐんぐんぐ。
え、な、なんで!ひっく。水道の水がお酒に変わってるんだ!?ひっく。ああ、ああ」
コハル「お父さん、何を言ってるんですよ。そんなバカなことってある訳ないじゃありませんか」
茂「え、だってほんとだぞ。ひっく。の、飲んでみろ」
コハル・真吾・エツ子・百目「…」
茂「ほら」
コハル「は、はあ。んぐ」
茂「ん」
真吾「…」
エツ子・百目「…」
コハル「ぷ、ぷはははあ。あ、よっとっと」
真吾「あ」
百目「ママさん」
コハル「なーんちゃって。なんともなってないじゃないですか」
茂「えー?んぐんぐ。ああ、あー嘘つけ。こんなに上等の酒じゃないか。ああ、ああ」
真吾・百目「ああ…」
エツ子「もーやだー」
コハル「もう」
164 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-07 18:45
貧太「全く何がどうなってるのやら。うちの父ちゃんなんか、
コーヒー飲んでもジュース飲んでも酔っぱらっちゃうんだもんなー」
キリヒト「僕んちのパパもです。夕べから一生懸命にお祈りしてるんですが、治らないんです」
貧太「大人って酔っぱらうとやたら気ばかり大きくなってさー、
会社なんか行かないぞーって朝から喚きっぱなしさ」
犬「ワンワンワン」
貧太「ん?」
犬「ワンワンワン」
サラリーマン「はいやー」
犬「ワンワン」
サラリーマン「はいやー、はいやー」
犬「ワン、ワン」
真吾「ああ」
情報屋「特ダネ!特ダネ!ん?」
新郎「ばんざーい!はははは、ははは。ははは」
新婦「幸せ、幸せ。ははは」
情報屋「いただき!ん?」
土工「メェーメェー」
真吾「まるで、町中の大人が皆よっぱらってしまったみたいだ」
百目「おかしいんだモン」
165 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-07 18:52
コハル「全くお父さんときたら。あんな状態なんかじゃ仕事なんか出来ないじゃないの。
はーあ…ん?何かしら。見慣れない瓶ね。ああ?…う」
166 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-07 19:14
茂「ああ、ああ、ああ、ああ。ぶるるるるる。あー、くっ、あらー。ダ、ダメだ。
しかしこの原稿仕上げなければ、せっかくの連載が」
コハル「うーっぷ。はあ、ひっく。あーたなに仕事なんかしてんのよ。一緒に仲良くやりましょう」
茂「ひっく。そんなこと言ったって、連載が」
コハル「連載がなによ。今までだってそんなもん無かったんだから。あ、んぐんぐんぐ。ほーら、亭主付き合い悪いぞー」
茂「えーい、やめたやめた。もう仕事なんかしないぞー!」
メフィスト2世「こいつは参ったな。今日は手づくりラーメンが食えると思ったのになー」
167 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-07 19:25
交通誘導警備員「(ピピッピ、ピッピッピッピピピッピッピッピッピ)あら。(ピー!)」
(キキ―ッ、ドーン!)
交通誘導警備員「ああ」
(ザバァ!)
交通誘導警備員「ひっく」
(ブッブッブッー)
交通誘導警備員「くるくるくるくる目が回る。ほっ、はい、10点満点」
メフィスト2世「んー、ますますおかしいな」
168 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-07 19:46
妖虎「ふーむ。どれも、飲んだことのある酒ばかりじゃのう。
ああ、やはり日本にもないのかのう。ん?」
少女「お酒をお探しですか?おじいさん」
妖虎「うむ、世界中を旅して究極の名酒を探しておるんじゃが」
少女「それならピッタリのがあります。このお酒なんかいかがでしょう」
妖虎「うーん、おお、変わった形の瓶じゃな」
少女「これを飲めば1000年も生きられるという、世界中探してもどこにもない、究極のお酒です」
妖虎「うむ、ほほ。それはひとつ試してみたいもんじゃなあ」
少女「ええ、どうぞ」
メフィスト2世「あ、あの瓶は!」
妖虎「あ、どらどら。んん」
少女「ふふふふふふ、ふふふふ」
メフィスト2世「あの女の子には影がないぞ」
妖虎「う…ああ…」
メフィスト2世「ややや」
妖虎「う…こ、これは…」
メフィスト2世「大丈夫か、じいさん」
妖虎「…腹の中で何かが暴れているようじゃ。すまんが家まで運んでくださらんか」
メフィスト2世「ええ、ごめんだぜそんなの。ん?どうもただごとじゃなさそうだな」
169 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-08 14:56
生徒たち「…」
先生「ひっく。みんなとってもいい子ね。先生だーい好きよ。うん、うんん」
百目「ん?」
先生「百目くんも可愛いー」
百目「苦しいモーン」
(ガシャン)
先生「こんないい子たちには勉強なんか教える必要ないわよ。自習にしまーす」
生徒たち「わーい」
先生「ああ…」
情報屋「動くな。シャッターチャンスだ。あっちのクラスでも、こっちのクラスでも」
貧太「わーあー」
情報屋「特ダネがいっぱいで忙しいんだから」
百目「べー」
情報屋「ぎゃー」
百目「へへへーのへーだ」
(トントン)
メフィスト2世「…」
真吾「ん?」
170 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-08 15:04
真吾・百目「はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、はあ…」
メフィスト2世「あの中さ」
真吾「え」
メフィスト2世「あのじいさんもその変な瓶から出た煙にやられたんだ。会ってみれば何か分かるかも知れないぜ」
妖虎「ん?あ、あの子は!」
171 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-08 15:13
妖虎「という訳で、酒かと思って飲もうとしたら、いきなり腹の中に潜りこみよったんじゃ。う…またじゃ。ああ…」
メフィスト2世「15回目のトイレだぜ」
真吾「うん、確か人間の体の中に自由に入れる悪魔がいたぞ。あれは…」
百目「んー?」
真吾「そうだ!」
百目「!。分かったモン?悪魔くん」
真吾「カルマだよ。分身して、自由に体の中に入っていけるんだ」
メフィスト2世「カルマだって?」
真吾「きっとそうだ。女の子に影が無かったのは、カルマが化けていたからだ」
172 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-08 15:17
真吾「エロイムエッサイム、エロイムエッサイム。我は求め訴えたり。
出でよ、ヨナルデパズトーリ!」
173 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-08 15:34
ヨナルデパズトーリ「カルマの仕業だと気がついたとは、さすが悪魔くんである。
魔界事件史によると、今から2000年前にもこれと同じ事件が起こっておる。
カルマは、その時退治されたことになっていたのであるが…。
なぜ今頃になってまた出てきたのかのう」
メフィスト2世「つまり何がどうなってるんだい。もったいぶってないで教えろよ」
ヨナルデパズトーリ「ふん、人間の体の中には誰にも酒虫という酒の虫が住んでおるのである。
カルマが憑りつくと、これが凶暴化して、飲んだものを全て酒に変えてしまうんだわさ。
カルマに憑りつかれた人々は、食べ物を取らず、酒に変わった水ばかりを飲んで、
終いには骨と皮ばかりになって、カルマの言いなりになってしまうのである」
174 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-08 15:37
真吾「それじゃあ、父さんや母さんも」
ヨナルデパズトーリ「放っておけば骸骨のようにやせ衰えてしまうのだわさ」
妖虎「くう…わしをこんな目に遭わせおったのは、カルマの仕業か。許せん。
ぐう、もう我慢できん。あの小娘め!」
175 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-08 16:00
妖虎「ガルルル」
百目「わあ、あー」
(ガシャーン!)
真吾「う」
メフィスト2世「ああ!なんだこいつは」
ヨナルデパズトーリ「妖虎だわさ」
メフィスト2世「やっぱりただのじいさんじゃなかったな」
真吾「妖虎?酒、色の変化、虎の力。もしかしたら」
妖虎「ガルルル」
真吾「げほっ、げほっ。すごいお酒のにおいだ」
妖虎「ガオー」
真吾「あ。待て!追うんだ、メフィスト2世!」
メフィスト2世「俺はもういいだろ」
真吾「あ!」
ヨナルデパズトーリ「妖虎の中に入ったカルマの一部は、反対に妖虎の強靭な胃袋に、
消化されそうになって助けを求めるはず。
みんなに憑りついたカルマがやってくるぞ。
悪魔くん、倒すのにはまたとないチャンスだわさ」
真吾「でも、どうすればいいんだ。ん?そうだ」
176 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-08 16:07
真吾「エロイムエッサイム、エロイムエッサイム。我は求め訴えたり。
出でよ、家獣!」
家獣「バウー」
真吾「いいか?僕の言うものを集めて、すぐに戻って来てくれ」
家獣「バウー。バウー」
百目「ん、は、はあ…」
177 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-08 16:11
妖虎「ガウー。ガウー。ガウー」
178 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-08 16:14
茂「飲み過ぎたのは〜♪」
コハル「あなたのせいよ〜♪」
茂・コハル「?」
179 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-08 16:15
メフィスト2世「こいつはすごいや」
180 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-08 16:19
妖虎「ガウー」
少女(カルマ)「こうなったらこいつの腹の中に入って、内蔵を全部喰いつくしてやる」
181 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-08 16:24
真吾「やめるんだ、カルマ!」
少女(カルマ)「小僧!正体を見破るとは一体何者だ!」
182 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-08 16:40
真吾・百目「ああ…」
妖虎「(ヴハァー!)」
カルマ「よっ、へへへへ」
真吾「妖虎は、体内にあるアルコール分を加熱して、火炎放射器みたいに火を吐き出しているんだ」
妖虎「(ヴハァー!)」
カルマ「よっ」
真吾「やっぱり。カルマは酒虫と合体して、アルコール上の気体になってるから燃えやすくなっているんだ」
妖虎「(ヴハァー!)」
カルマ「くそー、お前らから先に内臓を喰ってやる」
真吾「あ!」
百目「そんなことされたらママさんのラーメンが食べられなくなるモン。ポン!」
カルマ「そーれ」
真吾・百目「あ!」
183 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-08 16:45
カルマ「うわ!」
真吾「メフィスト2世!やっぱり来てくれたんだね」
メフィスト2世「へっ、あのまんまじゃママさんの手作りラーメンが食べられそうにないからさ」
妖虎「(ヴハァー!)」
カルマ「よっと。こうなったら最後の手段だ」
真吾「まずい。あれだけ小さくなれば妖虎の鼻の穴からでも入れるぞ」
184 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-08 16:48
家獣「バウー」
真吾「間に合ったか、家獣」
家獣「バウー」
真吾「こいつらをみんな吸い込むんだ」
185 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-08 16:59
カルマ「なんだ、この黒い粉は。それに、これは濡れたオガクズじゃないか」
真吾「よし、思いっきり体を揺するんだ」
家獣「バウー。バウバウバウバウバウバウ」
メフィスト2世「わ、お、おっと、あ」
百目「は、はは」
カルマ「あ、あ、熱い!う、ああ」
真吾「あの中には、鉄の粉と、しめったオガクズが入れてあるんだ。
二つが接触すると、鉄が錆びて、熱を出すんだ。ヌクヌクカイロと同じさ」
百目「悪魔くん頭がいいんだモン」
メフィスト2世「家獣の中じゃサウナに入ってるよりひでえぜ」
カルマ「うわ、うわ、うわ、熱い、熱い…うわあ。あー…」
186 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-08 17:04
ヨナルデパズトーリ「よくやりましたね、悪魔くん」
ファウスト博士「うむ。これでカルマはまた2000年は暴れることはないじゃろう。
しかしのんびりしている暇はないぞ、悪魔くん」
187 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-08 17:15
妖虎「はぁ…やっと楽になった」
真吾「おじいさん。あなたは12使徒の一人だったんですね」
妖虎「正体を見られてしまった以上、ごまかす訳にもいかんなあ。
その通り。わしは12使徒の一人、妖虎じゃ。
人間界のうまい酒が飲みたくて世界中を歩いておる。
やがては、悪魔くんの12使徒の一人になる運命も分かっておった」
真吾「それじゃあ、話は早いや。契約してもらいますね」
妖虎「うーん、それが。たった一つだけ心残りがあるんじゃ。
わしはまだ、究極のお酒を飲んでおらん。
中国から海を越えてあちこち回ってきたが、この日本にも無かった」
真吾「…」
妖虎「許してくれ、悪魔くん。その酒を飲むことがわしの見果てぬ夢なのじゃ」
真吾「でも」
妖虎「心配するな、悪魔くん。悪魔くんが12使徒を集め、
ソロモンの笛を吹く本当の意味が分かった時、わしは必ず戻ってくる。
急いで究極の酒を見つけなくてはな。
どうやら悪魔界も大分騒がしくなってきたらしいからのう。ほっほっほっほっほっほっほ」
188 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-08 17:23
茂「くう、全く今まで何してたのかな。せっかくの連載に穴を開けたりしたら、
僕の漫画家生命は終わりだよ」
コハル「頑張るのよ、あなた」
エツ子「お母さん。百目とメフィストちゃんがお母さんの手作りラーメンが食べたいんだって。あ」
百目「モン」
コハル「まあ、いいところに来たわね。
さあ、張り切っていきましょう!」
真吾・百目「えー」
メフィスト2世「んー」
百目「お腹空いたモン」
真吾・メフィスト2世・百目「あーあ」
189 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-09 15:49
真吾「今日は楽しい遠足の日。
僕たちは遊園地に行ったんだ。
でも、突然奇妙な雲が現れ、そして皆が消えてしまうんだ。
タロット占いに出た、破滅を告げる塔のカードと復活のカード。
一体何を意味しているんだ。
悪魔くん。なぜ、古代魔法界の英雄が!?
夢よ、届け君の心に」

『なぜ、古代魔法界の英雄が!?』
190 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-09 15:53
<ナレーター>
人間に憑りついて不幸な目に遭わせる悪魔を退治するため、
一万年に一人現れるという悪魔くんが今蘇った。
真吾「エロイムエッサイム、我は求め訴えたり!」
191 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-09 15:54
『なぜ、古代魔法界の英雄が!?』
192 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-09 16:04
コハル「〜♪」
茂「ふぁ〜あ、おはよう」
コハル「あらまあ徹夜のお仕事ご苦労さま」
茂「あー、やっとあがったよ。もぐもぐ」
コハル「それ、真吾のお弁当のおかずなんですよ」
茂「あ?お弁当?」
コハル「今日は真吾たちの遠足なんですよ」
茂「あー、そうか。お天気良さそうで良かったじゃないか。ふぁ〜あ」
193 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-09 16:10
真吾「塔、王様、死の逆位置、復活、塔。不吉なカードが出たな」
百目「悪魔くーん。貧太くんが迎えに来たもん。早く遠足行こう行こう」
真吾「うん…」
194 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-09 16:23
百目「ほい」
真吾「やあ、ごめんごめん」
メフィスト2世「おい、そんな恰好してどこ行くんだよ」
百目「あー、遠足に行くんだモン。お弁当もあるんだモン」
メフィスト2世「弁当?悪魔くんのママさんが作ったのか?へへ」
真吾「あ、そうだ。メフィスト2世、一緒に来てくれないかな。僕の弁当分けてやるからさ」
メフィスト2世「えー、忙しいんだけどなー。ま、行ってやるか。よっと」
エツ子「お兄ちゃん。お兄ちゃん、これ」
メフィスト2世「わー、ラララララ、ラーメン」
真吾「エツ子」
エツ子「だって、メフィスト2世さん。ラーメン好きなんだもん」
195 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-09 16:31
メフィスト2世「んふ、んふふふふ」
キリヒト「僕、アイルドランドには、パパたちと一緒に行ったことがあるんです」
百目「えー、キリヒトくん。どんなとこだモン?」
キリヒト「色んな乗り物があって、お城なんかもあったな。
とにかくとても一日では回りきれないくらい広いです」
百目「へー」
真吾「…」
196 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-09 16:47
キリヒト「今度は、何にしましょうか」
百目「汽車がいいモン」
キリヒト「海賊船が面白いですよ」
女性「あら、可愛いわねー」
貧太「僕はミステリー館に入ってみたいなー」
百目「へへ」
キリヒト「真吾くんは?」
百目「いえーい」
真吾「え、ああ。僕はどれでもいいよ」
キリヒト「それじゃあ、お昼まで自由行動にしましょうか。12時にここにまた集まりましょう」
真吾・百目「うん」
メフィスト2世「15、16、17、18、19、20」
197 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-09 16:54
百目「悪魔くん。どうしたんだモン?元気ないモン」
真吾「あ、うん…。王様と復活。それに塔っていう不吉なカードが、どうしても気になるんだ。
残る12使徒に関係あるんだろうか」
百目「悪魔くん。今日は遠足。12使徒探しはお休みーだモン」
真吾「うん、だけどなあ…」
百目「あ、あれに乗るんだモン」
真吾「あ、おい。百目待てよ」
百目「わーい」
真吾「百目!」
198 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-09 17:23
ガハハ3人組「がははははははは。がはははは。ほい、がははは。がははは。
がは、がは、がは、がは、がは、がは、がは、がは。あ、あ?」
子供たち「わー」「おもしろーい」
ガハハ3人組(1)「くそー」
ガハハ3人組(2)「兄貴どうします」
ガハハ3人組(1)「どうしますたって後を付けるに決まってるだろう」
ガハハ3人組(3)「ああ、あれ行きましょうか」
ガハハ3人組(1)「よ、よーし、せーの。がはは」
ガハハ3人組(2)「がはは」
ガハハ3人組(3)「がははのは」
ガハハ3人組「がははのはでがははのはー」
子供A「あはは、はははは」
ガハハ3人組「俺たちがははのあのねのね。あ、それ。がはは、がはは、がははのがははでがははのはー」
子供B「つまんなーい」
子供A「サイテー」
子供C「もっと面白いのやって」
ガハハ3人組「がはははーのあのねのね。あいたた。がはは。がはは。がははのがははでがははのはー。さいならー」
199 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-09 17:26
メフィスト2世「224、225、226、227、ぐはは。もうちょい」
200 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-09 17:36
百目「やっほーい」
真吾「へへっ。へへへへ」
ガハハ3人組(2)「がはは、がはは。がははは」
ガハハ3人組(1)「バカヤロー!目立つじゃねえか。静かにしろ」
ガハハ3人組(2)「兄貴、前、前」
ガハハ3人組(1)「げろげろ」
(ドーン!)
ガハハ3人組(1)「ぎゃあ!」
ガハハ3人組(2)「兄貴お静かに!わあー!」
ガハハ3人組(1)「ブクブク…ああ」
201 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-09 17:56
真吾「わあ、はははは。…?なんだあの雲は」
百目「変な雲だモン」
真吾「百目、何だかおかしいぞ」
メフィスト2世「よっと。えへへへ。いただきまーす。何だありゃ。へっへ。
ああ!あ、ああ、ああ、ああ!あ、あ、あ、あー。あー、あ、俺のラーメン…
ものすごい悪魔の気に包まれている。ちくしょう!俺のラーメン返せ!」
ガハハ3人組(1)「さあ、始まるぞ。避難するんだ」
ガハハ3人組「がはは、がはは。がははのがははでがははのは」
202 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-09 18:21
情報屋「ん?何だ?あの雲」
来園者たち「がやがや」
キリヒト「すごい仕掛けですね。この前来た時には、こんなアトラクションはありませんでした」
来園者A「アトラクションだってさ」
情報屋「ん?ありゃ何だ?」
来園者たち「すごーい」
貧太「わー、すげー」
真吾「あれは、アトラクションなんかじゃない」
百目「悪魔くん」
カー「ふふふふふふふふふふ。ふーふふふふふふふふ」
(ポタ、ポタ)
情報屋「なー」
キリヒト・貧太「わーあー」
来園者たち「わー」
真吾「百目、急げ!建物の中に隠れるんだ!」
百目「分かったモン」
メフィスト2世「一体、誰の仕業だ!俺のラーメン…」
203 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-09 18:28
真吾「ん、おかしい。誰もいないぞ。この中には、2万人もいたはずなのに」
百目「悪魔くん。貧太くんたちは」
真吾「(絶対おかしい。どう考えても普通じゃない。ってことは、大体悪魔の仕業)よし!」
204 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-09 18:37
真吾「エロイムエッサイム、エロイムエッサイム。我は求め訴えたり。
出でよ、ヨナルデパズトーリ!」
ピクシー「コスリスリスリクスリ。スリスリクスリ」
ヨナルデパズトーリ「ああ、痛みが取れてきたわさ。ありゃ」
ピクシー「あー」
205 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-09 18:40
メフィスト2世「どこのどいつか知らんが、俺を怒らせたら怖いぞ!
ラーメンの恨みは恐ろしいんだから!ん?なんだ、あれは…ああ…あ」
206 1人目 名無しが氏んでも代わりはいるもの 2018-05-10 02:38
残酷な天使のクロちゃん

少年よ、しんしんしんしんしーんしん!!
引用元:http://maguro.2ch.sc/test/read.cgi/eva/1523754430/
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